なおきち
演劇のお作法~大入袋
9月「阿佐ヶ谷スパイダース」公演とのコラボメニューで大いに盛り上がった、吉祥なおきち。
初めて公演の打ち上げにお呼ばれし、参加させていただきました。
俳優の皆さんの、公演が終わって安堵した表情が逆に新鮮で、終始ドキドキ。
乾杯後、俳優さんやスタッフのみなさんと話が弾み、宴もたけなわという頃、
「桜姫~燃焦旋律隊殺於焼跡」を作・演出した長塚圭史さんが
手に持ったのが「大入袋」!
大入袋を、本来の目的でリアルに使うタイミングに立ち会うとは!
「では!」と、まずは出演者に手渡され、
「怪我無く無事に終えられてよかった!」「皆さんのおかげで最後まで公演を終えられることができました」
と出演者の皆さんは様々なポーズやアクションと共に一言ずつ挨拶。
その後、制作スタッフや会場スタッフに、長塚さんから感謝の言葉とともに大入り袋が渡されます。
中には「ありがとうございます」と泣き崩れるスタッフも……
その光景を「あぁ、みんなの思いに支えられてこの公演が作られ、そして終わったんだなぁ」
と感激しながら拍手していたら
「カフェ 吉祥なおきちさん!」
呼ばれてびっくり!
当日参加していたカフェスタッフ全員であいさつ。やっぱり感極まってしまいました。
その後も感謝の大入袋は公演に関わったすべての人に手渡されると……
袋をシャカシャカ振っています!
「大入袋を振って、破れた穴から出てきた五円玉を、会場の人たちと交換しまくるんです」
と教えてくれたのは、赤星マキさん。舞台女優であり、当カフェでは料理も接客も任せられるスタッフです。
今回も演劇にまつわることでも、いろいろ助けてもらいました。
五円=ご縁を交換し、つないでいく。
お互いへの「ありがとう」「よろしくね」がつながる、演劇のお作法でした。
また皆さんとご一緒できる日を、楽しみにしています。