なおきち15歳になりました
西武新宿線というローカル電車のはしる、西東京市のまん中あたりの小さな喫茶店「田無なおきち」は、2017年12月に「株式会社 にわと蔵」として新たなスタートをきりました。
これまで幸せな瞬間の連続だったと感じています。
カラン カランとドアのすず音さえ元気に聞こえる、帰り際のお客様の笑顔。
「おいしかったー」「ありがとう」「またねー」
たくさんの心がスパークして、この場が熟成されることを知りました。珈琲一杯商いとは言いつくせない、人とのつながりに感謝をこめて。
これからもどうぞよろしく。
銀色のらせん階段の二階でお待ちしております。
お客様各位
7年にわたりご愛顧いただきました多摩六都科学館内六都なおきちは、2024年3月3日をもって閉店の運びとなりました。
これまで支えてくださった全ての方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
新店舗は武蔵野市民文化会館となります。
引き続きよろしくお願いいたします。
株式会社にわと蔵
個性あふれるメンバーたちの、ワークショップやイベントを開催中。
ゆざわちはる
武蔵野市の趣ある茶室『松露庵』にて珈琲と文豪絵本の会の第2回目
『宮澤賢治の星空』無事開催することができました😌✨
まだまだ残暑厳しい中ではありましたが
お庭の木々は生命力にあふれ青々と茂り、この日は風もあって、
心地よい葉擦れや蝉の声にも、夏らしさを感じられる日でした✨
この日お読みしたの宮澤賢治原作の絵本は
『ふたごの星』
『銀河鉄道の夜』
『よだかの星』
の3作品。
まずは『星めぐりの歌』から始めさせて頂き
賢治作品の特徴でもあるオノマトペについても楽しみました♫
(プロフィールも簡単にご紹介♫)
賢治作品をよくご存じの方、なんとなく知っているという方、
全く初めてだという方、様々な方がいらっしゃいましたが
ご縁あってお集まり下さった皆さんと一緒に
絵本と文学と、その読み聞かせを通して
ご自分の感覚にふれあい、想いを分かちあう時間(自感)を
過ごさせて頂きました🤗
何度も読んで知っている話も、誰かに読んでもらうと、
全く違うお話のように感じられる、ということが
絵本ではよく起こるのですが
「はるちゃんの柔らかく透明感のある声で聴くとスーッと入ってきました」
「読む声が心地よく、心を集中して深く考えずに純粋にお話を楽しむことができました」
「難しそうなイメージがあったが、しっとりと落ち着いた語り口に引き込まれお話の内容がよく分かった」
「初めての想いが溢れてくる感じがした。」
等など、嬉しいごお声も頂けました♡
宮沢賢治の紡ぎ出した美しい言葉と物語は
独特の世界観で幻想的にこの世の光と闇を描き出し
時空を超えて今もなお、私たちの元へ届いている。
その存在はまさに、夜空のはるか彼方から光を放ち
輝きを届けてくれる星々のようにも思えます。
移り変わる価値観や文化の中で様々な捉え方をされ
その時々に生まれた多様な表現方法により語り、描かれ、
カタチを変えながら伝わり継がれている宮沢賢治の作品は
賢治自身がその人生の中でどこまでも探し追い求めた
「せかいぜんたい」の「ほんとう」の「さいわい」が何なのかを
今を生きる者たちへも問いかけるように
しずかに、しずかに、美しい星の光のごとく、
燃えつづけているのかもしれませんね。
この日、お出ししたお飲み物のは
なおきち自家焙煎豆のコールドブリュー珈琲✨
フェアトレードの東ティモール レテフォホ。
(賢治が珈琲を嗜んでいたことは「農民芸術概論綱要」の一節にも伺えます♫)
珈琲が苦手な方にはハーブティーの蓮茶をお出ししました。
(これも日蓮宗を熱心に信仰していた賢治のイメージにぴったりかと思いまして💕)
松露庵では紙コップの使用が指定されておりますが
カップホルダーは木の温もりを感じる、ひとつひとつ素材の違う手彫りのものを
本日のパートナーとしてお選び頂いております♫
この手触り、本当に気持ちよいのです♡
そして新しくにわとくらメンバーになった、お菓子のまるやまさんにお願いして
作ってもらったこちら♫
お蕎麦の大好きだった宮澤賢治にちなんで蕎麦粉の白玉に、
なおきち特製のお醤油ソースにレモンをトッピングした
夏らしい爽やかなひんやりスイーツです💕
蕎麦粉のココアクッキーも添えられています😉
蕎麦色の白玉は、一見何だか石のようにも見えて
ソースに浸ってキラキラ輝いていて
鉱物好きだった”石っ子賢さん”のイメージにもあうかも?なんて思いました🤗
今回もまた、五感すべてを通して文豪絵本の世界にふれて頂きたいという想いを
さらにバージョンアップして届けられたこと、感謝です😌
この日の翌日、8月27日は宮澤賢治の誕生日でもあり、
夜空を見上げれば、賢治のものがたりに出てくる星々がちょうど見つけられる季節。
そんな絶妙なタイミングでこの会を開催できたことも、本当に嬉しく思います😌✨
開催にあたりご協力してくださったすべての方々へ心より感謝申し上げます。
そして当日ご参加下さったみなさま、誠に、誠に、ありがとうございました!!
文豪絵本の会は、今後も定期的に開催を考えております♫
次回は冬頃を予定しておりますので、ぜひ楽しみにしていて下さいませ♫
お読み頂き、誠にありがとうございました♪
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天家燈四郎
天家燈四郎さん珍しく金曜日開催、天家のピンでした。
雨音を聞きながら、オリビアを聞きながら、魔女の宅急便はキキながら、全ての電子機器ながら、段々と意味が解らなくなってきましたので、この辺で…。
先週の金曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
そぼ降る雨にもかかわらず、賑やかになりました。
お越しいただきました皆様に、厚く御礼を申し上げます。
演目「粗忽長屋」
「お菊の皿」
「親の顔」
以上、三席でした。
久々の粗忽長屋。
浅草の観音様境内で黒山の人だかり、聞くと行き倒れらしい。長屋でも豆でそそっかしい兄貴分が行き倒れの顔を拝むと、なんと弟分、能天の熊五郎!
身寄りも何も無い天涯孤独の熊五郎なので、兄貴分の貴方に引き取って欲しいと頼むと、それはいいけど当の本人連れてきた方が話しが早いだろうと長屋に帰っていくが…。
これぞ落語!シュールな展開はとても好きな噺です。
二席目はお菊の皿。
知らないうちに覚えてしまって、今では知らないうちに得意演目になってしまいました。
言わずと知れた番長皿屋敷、武士の青山鉄山が自分になびかない美しい女中のお菊を10枚組の皿が1枚足りないとお菊に難癖を付けて手討ちにしてしまい、屋敷の井戸に今もお菊さんの幽霊が出るという話しを隠居さんに聞いた3人組。
早速行ってみて、9枚まで数えるのを聞いてしまうと狂死してしまうので5枚で逃げようと決めて、お菊さんが井戸から出てくるが…。
これも展開が良いですね。
そして三席目は親の顔。
先月のStudio La Subalaでの落語会、スバラクゴでネタ下ろししたばかりですが、また出てきました。
セガレの金太がテストで珍回答ばかりするので、学校に親子で呼び出された大工の八五郎。
隠居さんのアドバイスもあり、答案の解釈を一つずつ噛み砕いていくが…。
かなりオリジナルの小噺、ギャグをマクラから惜しげもなく散りばめている一席です。
明るく終演するにはとても良い噺です。
楽しんでいただけたら、これ幸いです。
さて来月の天家のピンは8月31日(土)田無なおきちにて、18時30分開場 19時開演です。
詳細イベントページはこちら↓
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終演後のビールは、また格別の美味さでした!
皆様、また遊びましょう!
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