天家燈四郎
天家燈四郎さん、今年に入ってから段々と原点のくだらなさに戻って参りました。
この日に掛けた落語はそそっかしい性格を直したい男の噺、昭和初期に文盲、外国の人が履歴書や渡航証明を書いてもらいに代書屋に来るが、そのお客が強烈な噺、腐ったお鮨しか出さない寿司屋の噺でした!
先週末土曜日、田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
天気の変わり易い曇天の中、いっぱいのお運び!満員御礼で、お越しくださった皆様に厚く御礼を申し上げます。
演目「堀之内」
「代書屋」
仲入り
「みやび寿司」
以上、三席でした。
久々に堀之内が出て参りました。
そそっかしい性格を直したい男が、堀之内のお祖師様にお参りして直してもらおうとするが、勘違いや大ボケの連続で辿りつけるのか!という滑稽噺。
代書屋も久々でございました。
無学文盲の人が多かった明治大正昭和初期、就職する為に履歴書を書いてもらいたい人や、渡航証明を書いてもらいたい人達が来るが、強烈なお客さんばかりで…。
漫才ネタのような落語です。
そして仲入り後は、天家燈四郎が初めて拵えた創作落語みやび寿司でした。
都内某所、夜遅くに開いている寿司屋、みやび寿司。キャバクラやスナックのアフター同伴で何故か大繁盛しているが、ここに来るお客さんは絶対に寿司を注文してはいけないという。
キャバクラ「アマリリス」でボーイを務めるはっつぁんは皆が楽しく向かうみやび寿司にどうしても行きたくて…。
色々な意味でコンプライアンスギリギリ、いやNGの落語なので、11年の中で4回しか掛けてない曰く付きの落語です(アーカイブ調べ)。
楽しんでいただけましたら、これ幸いです。
アフタートークも盛り上がりまして、時の経つ無常を感じずにはいられませんでした。
今宵はとても良い感じの常連さんが多く、みやび寿司を掛けても大丈夫だと判断しました。
そして現代のコンプライアンスにがんじがらめの息苦しさを感じました。
あらゆる事を面白がりましょう!
さて来月の天家のピンは5月17日(金)19時開演です。
珍しく金曜日の開催なので、お間違えのないように!
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/n6q8jaPBz81gA4Xp/?mibextid=9l3rBW
ぜんらくごでご一緒していた禅僧のこーさんも今回聴きに来てくれてまして、今年はぜんらくごやりたいですねとお話ししました!
やりましょう!
皆様、また遊びましょう!
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