なおきち徒然


2023年9月16日 天家のピン
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年9月16日 天家のピン

先週土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。とても蒸し暑い夜だったにも関わらず、大入満員!大盛況!お運びくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「猫の皿」
  「包丁」

以上、二席でした。

とても久々な猫の皿。
地方を廻る道具屋がフラッと立ち寄った茶店にいる猫がエサを食べている皿が、なんと1つでも三百両は下らない高麗の梅鉢で…。

天家は常々、猫の皿という噺をとても難しく、好きな落語なのに苦手意識がございました。
何故なら笑いどころがとても多いので、笑わせたい欲が出るのです。それが嫌でよっぽどの事がないと、もう演るまいと考えていたのですが、結構コアなお客様が多かったにも関わらず、スーッと猫の皿に入ってしまい、内心ドキドキしながら掛けておりました。
 しかし「考えるな感じろ」というブルース・リーの名言に倣って、場に身を委ねて淡々と出来ました。
これから結構掛かると思います。

世間とは逆で、私の中では包丁よりも猫の皿の方が難しいと感じておりましたが、包丁も手掛けた時よりも
大分変わってきているので、これからも楽しみです。

悪仲間のツネとトラ、仕事がうまくいかずにボロボロのトラとは対照的にパリッとした着物に羽振りも良いツネ。
今ツネは清元のお師匠さんの女性、とても器量の良いおあきさんと所帯を持って、生活費はおあきさんが全部面倒見ている何不自由無い暮らしぶり、しかしツネは他に若い女ができて一緒に成りたいが、世話になったおあきさんには別れてくれと言いづらい。
そこでトラに鰻をご馳走しながら、俺の女房を口説いてイチャイチャしている所へツネが出刃包丁を持って乗り込み、難癖付けて女郎に売っぱらっちまおうと悪企みをするが…。
トラが小唄を歌いながら、おあきさんを口説くシーンがやはり好きですねぇ。

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。

さて来月は10月1日(日)に深大寺デジタルリビングラボでの「落語を楽しもう」の会が開かれます。
まだ若干名入れるそうです。

そして神無月の天家のピンは10月21日(土)田無なおきちにて19時開演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://m.facebook.com/events/854946149534023

皆様、また遊びましょう!

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