なおきち徒然


めずらしい豆と、めずらしい焙煎
なおきち
田無なおきち
なおきち
めずらしい豆と、めずらしい焙煎
 
吉祥なおきちでお出ししている珈琲の豆は、東ティモールという海のむこうの国、レテフォホという土地のものです。
 
なぜこの豆をつかうのかはいくつか理由があります。
 
品質がよくて、おいしいこと。これはもちろんです。
 
それから、珈琲豆をつくる人も、美味しい珈琲を飲む人も、みんなが豊かに、良いように変わって行けるしくみに乗っている豆だということ。これも、なおきちがこの豆をつかう理由のひとつです。私たちが私たちの国で美味しい珈琲を飲むほどに、生産者たちが苦しくなる未来は違う……そう思いませんか? 詳しくは「ピースウィンズ コーヒー」などと検索してみてください。
 
豆そのものの話に戻ると、東ティモールの豆はバランスが良い。焙煎の加減による違いがよく出る、素直なお豆だと思います。
 
なおきちでは、鉄器をつかって手炒りしています。カラっと炒り上げて酸味をほどよく引っ込めて、その向こうに残る、かすかなはんなりとしたフルーティさを感じていただければ幸いです(ここだけの話、しこたま効率がわるくてたいへんな焙煎方法なのです。街やネット上の珈琲屋さんで、この方法で焙煎したお豆をつかった珈琲にはまず出会えないと思います)。
 
ちなみに、東ティモールの豆がどれくらい珍しいかという話を最後に少し。
 
国内のシェアを圧倒するのはブラジル・ベトナム・コロンビアです。この3産地で、私たちの国が輸入する量の約7割。さらにグアテマラ・インドネシア・エチオピアを含めた上位6か国まで広げてみると、これシェアの約9割。残りの1割未満のごく一部に、東ティモール・レテフォホ産が含まれるのです。
 
飲みたくなったら、吉祥なおきちへおいでくださいね(風薫る神社なおきち、営業状況によりますがなおきち田無本店でもご賞味いただけます)
 
(詩郎)
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