なおきち徒然


2024年1月27日 天家のピン 天家燈四郎独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年1月27日 天家のピン 天家燈四郎独演会

天家燈四郎さん、今年初の天家のピンはストーリー性のある落語二席でした。
映画観ているような落語を目指しているようです。
何となく意味は解ります!

先週の土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
今年最初の天家のピン、いっぱいのお客様に来ていただいて縁起が良い兆しでございました。
お越しいただきました皆様に、厚く御礼を申し上げます。

演目「星野屋」
  「文七元結」

以上、二席でした。
星野屋はネタ卸しでした。
昨年末に覚えたのですが、ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンの映画スティングみたいな騙し合いの応酬みたいな感じにしたくて、趣向を凝らし練っておりました。
さすがにあの映画には敵いませんが、天家の星野屋が出来つつあります。
大層な商人、星野屋の旦那。
お妾さんのお花の本心を試そうと店が傾きかけて、もう面倒が見られないから心中しようという事になり…。
お花のお母さんと、星野屋のおかみさんに活躍していただいております。

そして天家のピン1発目は景気付けに文七元結でした。
芝浜と文七元結はある方法で掛けるようになりましたが、これはお客様にだけ教えた秘密。
多分、誰もやっていない方法でしょう。

酒と博打で滅茶苦茶な左官の長兵衛は、細川様の屋敷で行われた賭場でスッテンテン。
師走の風が吹き荒ぶ中、褌に法被一枚で帰され、おかみさんに貧乏を詰られ、おまけに娘のお久が行方不明。
すると吉原の大店、佐野槌にお久が来ているというので長兵衛行ってみると、佐野槌の女主人にお久が直談判してお店で働かしてほしい、そうすればまとまったお金が入るだろうから父親に意見してくれと。
博打を止めるのと、来年の大晦日までに返す約束で50両貸してもらうが、1日たりとも期限を過ぎたら、途中で悪い癖が出たら娘を店に出すと。
それまではお茶やお花、裁縫などを身に付けさせて佐野槌で預かるというもの。

吉原を出た帰り道の吾妻橋で身投げをしようとしている文七に出会ってしまい訳を聞くと、売掛金の50両を集金の帰り、スリに取られたという。
話しを聞いた長兵衛は…。

自分がこのシチュエーションに立たされたら、どういう行動をするか掛ける度に自分に問われている気がします。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

終演後のトークタイムもお客様と、色々な話しができて大変楽しい時間でした!
放送禁止ラジオコントの話題はまた今度。

ありがとうございました!

さて次回の天家のピンは2月17日(土)田無なおきちにて19時開演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/LcnaXh2av8pVeZDs/?mibextid=9l3rBW

春の足音が聞こえたかと思いきや、寒い日が続いております。
落語を聴くと免疫力が活性化するそうなので、身体の事を思いやるついでに遊びに来て下さい!

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