宇宙なおきち
春のハーブとドリンク編に続き、秋も多摩六都科学館での講義とニイクラファーム(西東京市)での収穫を行うことができました。
教室のようすをレポートします。
●1日目 講義
講師の新倉大次郎さん(ニイクラファーム)が当日収穫してくださったハーブを各自手に取りながらランチョンマットに並べ、名前や特徴を確認しました。
このマットは、同じく講師の佐藤うらら(六都なおきち)が描いたものです。
・今回取り上げたハーブ。家で水に放つと、しばらくの間花も香りも楽しめました
・講師の佐藤が作成のハーブソルト。揚げものやサラダに、手軽に使うことができました
ニイクラファームで事前に撮影した映像を観ながら、ハーブの使い方や育て方のコツなど興味深いお話をたくさん伺うことができました。
講義の終盤には、参加者のみなさんのランチョンマットの隙間がメモでびっしりと埋まっていました。
●2日目 収穫
2日目は快晴!徒歩でニイクラファームへ向かいます。
(左)講師も、いっしょに収穫しました
(右)こちらはハウスの中。日本では育成している場所が少ないカレーリーフの木です。熱した油に香りを移すテンパリングをして使うのがおすすめとのこと。
「きんぴらごぼうとかね。あとはホワイトソースの風味付けにもいいですね」(佐藤談)
(左)カレープラント。ハーブソルトに使っていました
(右)気さくに答えてくださる新倉さん。時間があればもっとお話を聞きたかったです
家でハーブを育てている方も多かった今回。
上手に育てるコツは?という質問に新倉さんの回答は・・・
「ダイエットをしているイメージかな。栄養や水をあげすぎない。でも洋服は大きいサイズにしてあげる」。
何となくわかりました。はじめのうちは毎日気にして、ともすると肥料を足したりしてしまいがちですが、多少厳しい状況のほうがハーブは香りがよくなり、のびのびと丈夫に育つそうです。ゆったりと構えることですね!
●アイデア共有
参加者のみなさんと、同行したスタッフの「こう使った!」というアイデアを紹介します。
・爽やかな香りのセージは天ぷらにしました!油っぽさが少なくなって、おすすめです。
・イタリアンパセリとディルは、セロリ、トマト、ガーリック、アサリといっしょに白身魚の蒸し焼きに。香りが食欲をそそり、見た目もとっても鮮やかです。
・(左)クリームチーズとディルのお花と、トースト
「クリームチーズとディルを混ぜただけ!超簡単☆」
・(右上)ディルとキャロットラぺと、煮卵のサンドイッチ
「サンドイッチにディルの香りがよく合います◎ イタリアンパセリも合います☆」
・(右下)トマトとバジル、クリームチーズのサラダ
「全部同じぐらいの大きさにカットするのが◎」
乾燥に失敗したり量が多い場合はお茶のパックなどに入れて、お風呂で香りを楽しむのもいいですね。
●アンケートより
・「生産者・提供者からの生の話を聞けて、とてもおもしろかった」
・「実際にハーブを使えるようになりました」
・「ファームで育っている様子を見て、話を聞けてよかったです。スーパーやレストランで見る目が変わり、これからも楽しめそうです」
収穫しながらお話できる機会が多く、スタッフも楽しい時間を過ごすことができました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。