なおきち徒然


2024年7月12日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年7月12日 天家のピン 天家燈四郎 独演会


天家燈四郎さん珍しく金曜日開催、天家のピンでした。
雨音を聞きながら、オリビアを聞きながら、魔女の宅急便はキキながら、全ての電子機器ながら、段々と意味が解らなくなってきましたので、この辺で…。

先週の金曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
そぼ降る雨にもかかわらず、賑やかになりました。
お越しいただきました皆様に、厚く御礼を申し上げます。

演目「粗忽長屋」
  「お菊の皿」
  「親の顔」

以上、三席でした。
久々の粗忽長屋。
浅草の観音様境内で黒山の人だかり、聞くと行き倒れらしい。長屋でも豆でそそっかしい兄貴分が行き倒れの顔を拝むと、なんと弟分、能天の熊五郎!
身寄りも何も無い天涯孤独の熊五郎なので、兄貴分の貴方に引き取って欲しいと頼むと、それはいいけど当の本人連れてきた方が話しが早いだろうと長屋に帰っていくが…。
これぞ落語!シュールな展開はとても好きな噺です。

二席目はお菊の皿。
知らないうちに覚えてしまって、今では知らないうちに得意演目になってしまいました。
言わずと知れた番長皿屋敷、武士の青山鉄山が自分になびかない美しい女中のお菊を10枚組の皿が1枚足りないとお菊に難癖を付けて手討ちにしてしまい、屋敷の井戸に今もお菊さんの幽霊が出るという話しを隠居さんに聞いた3人組。
早速行ってみて、9枚まで数えるのを聞いてしまうと狂死してしまうので5枚で逃げようと決めて、お菊さんが井戸から出てくるが…。
これも展開が良いですね。

そして三席目は親の顔。
先月のStudio La Subalaでの落語会、スバラクゴでネタ下ろししたばかりですが、また出てきました。
セガレの金太がテストで珍回答ばかりするので、学校に親子で呼び出された大工の八五郎。
隠居さんのアドバイスもあり、答案の解釈を一つずつ噛み砕いていくが…。
かなりオリジナルの小噺、ギャグをマクラから惜しげもなく散りばめている一席です。
明るく終演するにはとても良い噺です。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

さて来月の天家のピンは8月31日(土)田無なおきちにて、18時30分開場 19時開演です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/iTWvLfBwMbsToNXW/?mibextid=9l3rBW

終演後のビールは、また格別の美味さでした!
皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2024年6月22日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年6月22日 天家のピン 天家燈四郎 独演会


天家燈四郎さん、満員御礼でございました!
「包丁」は小唄を唄いながら女性を口説くシーンが何とも言えないですね!
程々にしてください!

先週土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
お客様いっぱいのお運びで満員御礼!盛況のうちに終演できました。
お越しくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「犬の目」
  「禁酒番屋」
   お仲入り
  「包丁」

以上、三席でした。
犬の目は春に小学校でやった以来、この日の天家はものもらいがあったので、眼鏡をしながらの高座で目に纏わるマクラから医者の小噺での犬の目でした。
コンプライアンスに引っかかりまくりの人間目の代用で犬の目を使おうという発想は落語ならではです。

禁酒番屋は久々!昨年は1度も掛けてないのではなかろうか。
基本的に天家はお酒のネタが好きです。
とある藩の出来事。
お武家さん同士の揉め事で刃傷沙汰の末、殿様が禁酒令を出す。困った酒好きのお武家さんが懇意の酒屋に屋敷の中まで酒を届けるように依頼するが、入り口には禁酒番屋とあだ名される取り締まり小屋があり、なんとか酒屋は誤魔化そうとするが…。
サゲもコンプライアンス違反です。

そして仲入り後は包丁でした。
仲間の虎さんと3年離れている間に清元のお師匠さんと所帯を持った常公。
しかし常の奴は美人のお師匠さんに飽きが来て、若い女と一緒になりたいから虎公に俺の女房を酔ったふりして口説けと持ち掛け、2人でいちゃついている現場を出刃包丁持って抑えて、それをネタにお師匠さんを宿場女郎に売払って金を山分けしようとするが…。
これもコンプライアンス違反ですね〜。
悪企みしている男が出てくるとやはり面白いものです。

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。
終演後のアフタートークも楽しい展開!
お久しぶりのお客様と共通の好きなアーティストの話で盛り上がり、これは日曜日は歌の本を聞かなくちゃと思った次第です。

さて今週末の6月30日(日)はひばりヶ丘のジャズセッションスタジオStudio La Subalaにて落語会、
「第4回 スバラクゴ」18時開演です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/n2inYc5LJWjLWJ7q/?mibextid=9l3rBW

そして次回の天家のピンは7月12日(金)田無なおきちにて19時開演です。
いつもとは違う金曜日ですので、お間違えのないように!詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/eKX9KoPvBdJCQSsy/?mibextid=9l3rBW

それでは皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#スバラクゴ
#StudioLa Subala
#田無なおきち

2024年5月17日 天家のピン
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年5月17日 天家のピン

天家燈四郎さん、久々のらくだ完全版でした。
この夜は声がよく通り、お客様からとても迫力があったと嬉しい声をいただきました!
またらくだ聴きたいですね。

昨晩は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
有り難い事に大入り満員御礼でした!
いっぱいのお運びで、お越しいただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「紙入れ」
  「後生鰻」
   仲入り
  「らくだ」

以上、三席でした。
まずは久々の紙入れ、短いながらも男女の変わり身の早さを見事に活写している落語かと。
天家のおかみさんは、とても艶っぽいそうです。

後生鰻も久しぶり。
今の時代、コンプライアンスの観点から絶対ダメな落語なんですかね。私は面白いと感じているのでやり続けますが…。
信心深いご隠居さんが浅草の観音様にお参りした後、必ず通り掛かる鰻屋の前で、蒲焼にされる鰻が先台の上で今にも捌かれようとした時、隠居さん殺生は見たくないから殺すなと息巻いて…。

そしてお仲入り後はらくだでした。
この夜も完全版でお届け。
体罰のマクラから本編へ、らくだとあだ名される町内の暴れん坊が河豚に当たって死んでしまった。
兄貴分の丁の目の半次は弔い、通夜を行おうと通り掛かった屑屋に脅しで色々と準備をさせて…。
サゲは天家バージョンで変えております。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

アフタートークもとても楽しかった!
頭のてっぺんバッカーンするくらい整いました!

さて次回の天家のピンは6月22日(土)19時より開演です。詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/Ya3nm3oG8n5b6Yhm/?mibextid=9l3rBW

今度は土曜日ですので、お間違いのないように!

それでは皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2024年4月27日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年4月27日 天家のピン 天家燈四郎 独演会


天家燈四郎さん、今年に入ってから段々と原点のくだらなさに戻って参りました。
この日に掛けた落語はそそっかしい性格を直したい男の噺、昭和初期に文盲、外国の人が履歴書や渡航証明を書いてもらいに代書屋に来るが、そのお客が強烈な噺、腐ったお鮨しか出さない寿司屋の噺でした!

先週末土曜日、田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
天気の変わり易い曇天の中、いっぱいのお運び!満員御礼で、お越しくださった皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「堀之内」
  「代書屋」
   仲入り
  「みやび寿司」

以上、三席でした。
久々に堀之内が出て参りました。
そそっかしい性格を直したい男が、堀之内のお祖師様にお参りして直してもらおうとするが、勘違いや大ボケの連続で辿りつけるのか!という滑稽噺。

代書屋も久々でございました。
無学文盲の人が多かった明治大正昭和初期、就職する為に履歴書を書いてもらいたい人や、渡航証明を書いてもらいたい人達が来るが、強烈なお客さんばかりで…。
漫才ネタのような落語です。

そして仲入り後は、天家燈四郎が初めて拵えた創作落語みやび寿司でした。
都内某所、夜遅くに開いている寿司屋、みやび寿司。キャバクラやスナックのアフター同伴で何故か大繁盛しているが、ここに来るお客さんは絶対に寿司を注文してはいけないという。
キャバクラ「アマリリス」でボーイを務めるはっつぁんは皆が楽しく向かうみやび寿司にどうしても行きたくて…。
色々な意味でコンプライアンスギリギリ、いやNGの落語なので、11年の中で4回しか掛けてない曰く付きの落語です(アーカイブ調べ)。

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。

アフタートークも盛り上がりまして、時の経つ無常を感じずにはいられませんでした。
今宵はとても良い感じの常連さんが多く、みやび寿司を掛けても大丈夫だと判断しました。
そして現代のコンプライアンスにがんじがらめの息苦しさを感じました。
あらゆる事を面白がりましょう!

さて来月の天家のピンは5月17日(金)19時開演です。
珍しく金曜日の開催なので、お間違えのないように!
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/n6q8jaPBz81gA4Xp/?mibextid=9l3rBW

ぜんらくごでご一緒していた禅僧のこーさんも今回聴きに来てくれてまして、今年はぜんらくごやりたいですねとお話ししました!
やりましょう!
皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2024年3月30日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年3月30日 天家のピン 天家燈四郎 独演会

天家燈四郎さん、1ヶ月ぶりの天家のピンでした。
お客様いっぱいで大変賑やかな会になりました!
花粉症で鼻ズルズルでも、本番になると天家さんはピタッとおさまるのです。
どうやら本番で緊張して、交感神経が優位になるようです。

先週の土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催しました。
年度末の忙しい中にも関わらず、いっぱいのお運びで、お越しくださいましたお客様方に厚く御礼を申し上げます。

演目「猫と金魚」
  「締め込み」
   お仲入り
  「ろくろっ首」

以上、三席でした。
猫と金魚はネタ下ろし。
のらくろの作者で有名な田川水泡が書いた昭和初期の新作落語で、自分の店の金魚が隣の猫に食べられてしまうから番頭さんに高い所へ金魚鉢を置くように命じると銭湯の煙突に置こうとしたり、大騒ぎに。
描写は日常なのですが、旦那と番頭の会話がかなりシュールで初代権太郎師匠が得意にしていたのも頷ける。

二席目は久々の締め込み。
おかみさんが銭湯に行っている隙に長屋に忍び込んだ
泥棒。着物や帯を物色して風呂敷包にしたため、いざずらかろうとしたら、旦那が帰ってきてしまい風呂敷包はそのままに、床板の下に潜り込み鳴りを潜めていると、おかみさんが帰宅、風呂敷包を見た旦那はおかみさんに男ができて着物や帯を売って夜逃げする気かと勘違いしての夫婦喧嘩。
旦那がおかみさんを殴ろうとするところを泥棒が止めて…。
後半の馬鹿馬鹿しい展開がとても好きです。
サゲは天家オリジナル。

猫と金魚が短い落語なので、この日の夜は三席目を掛けました。
先週かんたん寄席で掛けたろくろっ首が出て参りまして、名前は怖そうなのに全然怖くない馬鹿馬鹿しい噺です。
頭のネジが一本抜けている松こうは25歳でお嫁さんが欲しい。叔父さんに相談すると大金持ちの美女との縁談があり、婿養子に入れば働く必要が無く悠々自適に暮らせると言う。
しかしお嬢様は真夜中になると首が…。
今年はよく出てきそうな雰囲気です!

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

アフタートークも良い雰囲気で楽しく過ごせました!
ありがとうございました!

さて来週4月6日(土)は南大泉のサニーデイズキッチンにて15時開演予定「午後の落語会」と銘打って皆様お待ちしております。
初の試みで、店内にイラストレーター川崎由紀さんの落語イラストを展示していただき、お客様にそのイラストから聴きたい落語を選んでいただくというスリリングな会です。
一応、イベントページ立ち上げました↓
https://www.facebook.com/share/i9etukf5k7PtUSL3/?mibextid=9l3rBW

予約不要なので気軽に遊びに来てください!

そして次回、天家のピンは4月27日(土)田無なおきちにて19時開演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/iGnFe2iFgoHHWfwb/?mibextid=9l3rBW

長い投稿をここまで読んでくださり、ありがとうございました!
皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#午後の落語会
#落語イラスト
#サニーデイズキッチン
#田無なおきち

2024年1月27日 天家のピン 天家燈四郎独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年1月27日 天家のピン 天家燈四郎独演会

天家燈四郎さん、今年初の天家のピンはストーリー性のある落語二席でした。
映画観ているような落語を目指しているようです。
何となく意味は解ります!

先週の土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
今年最初の天家のピン、いっぱいのお客様に来ていただいて縁起が良い兆しでございました。
お越しいただきました皆様に、厚く御礼を申し上げます。

演目「星野屋」
  「文七元結」

以上、二席でした。
星野屋はネタ卸しでした。
昨年末に覚えたのですが、ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンの映画スティングみたいな騙し合いの応酬みたいな感じにしたくて、趣向を凝らし練っておりました。
さすがにあの映画には敵いませんが、天家の星野屋が出来つつあります。
大層な商人、星野屋の旦那。
お妾さんのお花の本心を試そうと店が傾きかけて、もう面倒が見られないから心中しようという事になり…。
お花のお母さんと、星野屋のおかみさんに活躍していただいております。

そして天家のピン1発目は景気付けに文七元結でした。
芝浜と文七元結はある方法で掛けるようになりましたが、これはお客様にだけ教えた秘密。
多分、誰もやっていない方法でしょう。

酒と博打で滅茶苦茶な左官の長兵衛は、細川様の屋敷で行われた賭場でスッテンテン。
師走の風が吹き荒ぶ中、褌に法被一枚で帰され、おかみさんに貧乏を詰られ、おまけに娘のお久が行方不明。
すると吉原の大店、佐野槌にお久が来ているというので長兵衛行ってみると、佐野槌の女主人にお久が直談判してお店で働かしてほしい、そうすればまとまったお金が入るだろうから父親に意見してくれと。
博打を止めるのと、来年の大晦日までに返す約束で50両貸してもらうが、1日たりとも期限を過ぎたら、途中で悪い癖が出たら娘を店に出すと。
それまではお茶やお花、裁縫などを身に付けさせて佐野槌で預かるというもの。

吉原を出た帰り道の吾妻橋で身投げをしようとしている文七に出会ってしまい訳を聞くと、売掛金の50両を集金の帰り、スリに取られたという。
話しを聞いた長兵衛は…。

自分がこのシチュエーションに立たされたら、どういう行動をするか掛ける度に自分に問われている気がします。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

終演後のトークタイムもお客様と、色々な話しができて大変楽しい時間でした!
放送禁止ラジオコントの話題はまた今度。

ありがとうございました!

さて次回の天家のピンは2月17日(土)田無なおきちにて19時開演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/LcnaXh2av8pVeZDs/?mibextid=9l3rBW

春の足音が聞こえたかと思いきや、寒い日が続いております。
落語を聴くと免疫力が活性化するそうなので、身体の事を思いやるついでに遊びに来て下さい!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2023年12月23日 天家のピン
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年12月23日 天家のピン

天家燈四郎さん、この日初めて聴いた落語をお客様に披露したそうです。
無茶と勇気は違うからなと船長がよく言っておりました。
ちなみに船乗りとして働いた事は1度もありません。
そして年末ならではの芝浜でした!

先週の土曜日は田無なおきちにて落語会、今年最後の天家のピン開催いたしました。
クリスマス前にも関わらず、いっぱいのお運びでお越しいただきました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「巻き返し」
  「芝浜」

以上、二席でした。
巻き返しは、この日の昼間に聴いて覚えた噺。
そんな無茶は止めなさい!と言いたいところですが、折角お客様いっぱい来てくださるのだから、何かサプライズをと、何処でも滅多に掛からないどころか、私も初めて聴いた噺。

少しポンヤリした常さんは、色々あって時計が使えなくなり、お隣へ時計を貸りに行くと、お隣さんはお金に困ってるので300円貸してくれたら時計を貸してあげると言われる。
快く300円貸して時計を貸りる事が出来た常さんだが、時計が無くなったお隣さんは毎晩真夜中に時間を聞きに来るようになってしまい…。

小品で長くない噺は演り甲斐ありますね!

そして暮れという事で芝浜を。
落語のそれも人情噺の大スタンダードナンバーが今年はどのようになるのか。
呑んだくれの魚屋、1月近くも仕事を休んで女房に急かされ背中を押されて久々に魚河岸へ行く途中の芝の浜で42両入りの財布を拾い、もう仕事しねぇで一生呑んで暮らせると浴びるように酒を呑み、友達を呼んでの飲み食い、湯水の如く金の使う魚屋勝五郎は…。

年末にしか掛けない噺ですが、身体に入ってるものと入ってくるものが混ざり合って、良い落語になったとお客様の反応から伝わってまいりました。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

終演後、天家の芝浜の演り方をお客様に少しお話ししました。
どういったやり方かは、この日のお客様だけの秘密でござんす。
アフタートークも楽しき時間でした!

今年も色々な人、色々な場所に去年以上にご縁が繋がり落語を掛けさせていただきました。
天家の落語はどんどん変わっていくと思いますが、スタンスは変わらずゆるりと、出しゃばらないけど引っ込まない感じでいきますので、来年もまたよろしくお願いいたします!

次回、天家のピン等、新年からの落語会のお知らせはまた改めて行いますので、よろしくお願いいたします。

皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2023年12月2日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年12月2日 天家のピン 天家燈四郎 独演会

天家燈四郎さん、この日は落語を好きになるキッカケになった噺を掛けました。
あの面白さを出せればと思えば思うほど、考えるな!感じろ!と身体が言っております。

師走の忙しさにかまけて、色々遅れがちですが先週の土曜日田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
イベント盛りだくさんの日にも関わらず、いっぱいのお運びで、お越しいただいたお客様に厚く御礼を申し上げます。

演目「長短」
  「出来心」

春に小学校で出てきた以来の長短でした。
短い噺ですが、この日の長短は少し長めに。
気の短い短七さんと、気の長い長さんという性格が正反対の友達のある日の出来事。
台詞無し、仕草だけのお饅頭と煙草の場面が、自然と長く演っておりました。
不思議と私自身が癒されておりました!

二席目はすごく久々の出来心。
天家が落語を好きになったきっかけの泥棒の噺です。
泥棒のやり方を教わった新米が、行く先々で起こす騒動と、八五郎が泥棒に家の物みんな盗まれたと大家に言って、家賃を待ってもらおうとお願いする様を描いた間抜けなのか、壮大なのかという落語。
前に掛けた時はオリジナルのサゲでしたが、今回は古典のまま掛けました。
この噺中も、私自身充電していきました!

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

御予約のお客様と当日来ていただいたお客様とで、賑やかな良い雰囲気の中、楽しい会となりました。
お客様方のお陰です。
終演後のトークタイムもつい本音が出てしまう天家でしたが、皆様と話しているうちに整いました!
これまた楽しい時間でした。

さて来週12月16日(土)はひばりヶ丘のカフェ&バー
かんたん舎にて、20時開演予定
第二十六回かんたん寄席 天家燈四郎 独演会
師走の天家落語を開催いたします。
演目「仙人」「猪買い」二席の予定。

かんたん寄席は毎度、演目を決めて高座に上がるネタ出しの会ですが、アンコールもよく掛かりますので、何が出てくるか演者も楽しみでございます。
詳細イベントページはこちら↓
https://facebook.com/events/2072969369705644/?mibextid=9l3rBW

そして天家の年内最後の落語会は12月23日(土)田無なおきちにて19時開演予定、天家のピンでございます。
今年最後の天家のピンは心置きなく、年末の噺が出てくるかと思われます!詳細イベントページはこちら↓
https://facebook.com/events/2371233343080426/?mibextid=9l3rBW

冬至に向かって冷えてまいりました。
どうぞご自愛ください。
皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#らくごのじかん
#落語
#かんたん寄席
#田無なおきち

2023年11月11日 天家のピン
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年11月11日 天家のピン

天家燈四郎さん、子別れネタおろしでした。
良い感じでしたので、また細部の改良をよろしくお願いいたします!
八百屋さんが良さげでした!

先週の土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピンを開催いたしました。いこいの森公園では市民祭り、田無神社では酉の市とイベント目白押しにも関わらず、お運びいただいたお客様に厚く御礼を申し上げます。

演目「時そば」
  「子別れ」

以上、二席でした。
お蕎麦のマクラから、寒くなると聴きたくなる落語の大スタンダードナンバー時そば。
PayPayやカード決済だと何の面白味も無くなりますが、小銭を1枚ずつ渡すのはたまにやった方が良いと思いました。

さて、子別れも落語人情噺では大スタンダードナンバーですが、今回は訳あって上中下圧縮バージョンの25分でまとめたもので案外笑い処も多く、これから結構掛かっていく予感がいたしました。
近々、これでもかと言うくらい子別れ掛けます!

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

さて色々な落語会が続く中、次回の天家のピンは師走の12月2日(土)田無なおきちにて19時開演、20時30分終演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://facebook.com/events/3661177750836410/?mibextid=9l3rBW

大分寒くなってまいりました。
どうかご自愛ください。
また気が向きましたら、脚が向きましたら遊びに来てください!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#らくごのじかん
#落語
#田無なおきち

2023年10月21日 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年10月21日 天家燈四郎 独演会

天家燈四郎さん、この日の紺屋高尾が今までで1番の出来だったそうです!
確かに高尾太夫、とても艶やかでござんした!
そんな夜を共有できて嬉しく思います。

先週の土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
秋も深まり色々なイベントがある中、お運びくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「やかん」
  「紺屋高尾」

以上、二席でした。
昨年、結構な高座数を掛けたやかんは、今年は2回目くらいでしょうか。常識に囚われない隠居さんに、これでもかと常識をぶつけていく八っつあんの押し問答。いつもはボケ役の八っつあんは、もうタジタジでツッコミもやっとの事。
講談の修羅場だけお約束で、掛けていて変な言い方ですが気持ちの良い噺です。

そして二席目。
今回、渾身の紺屋高尾。
今まで9年程、この落語を掛けているのですが、おそらく1番良い出来でした。
吉原で全盛を極めた花魁、高尾太夫と紺屋の藍染職人、久蔵の一途な恋物語。
元々講談ネタが落語になった噺だが、笑い所も多く江戸っ子の了見も良く出ていて、天家が落語を聴いて初めて泣いたのは、この紺屋高尾でした。
誰の紺屋高尾だったのかは、この日のお客様にだけ話しました。
サゲは天家作のオリジナル。

お客様の反応もとても良く、どうやって始まって、どうやって終わったか、あまりよく覚えていない、年に2、3回くらい味わえる至福の時間で、久蔵の真心に触れた高尾太夫の気持ちが、やっと何となく解った気がします。
職業が違うだけで、殆ど噺の形式構成が一緒の「幾代餅」がありますが、私は紺屋高尾が好きです。

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。

さて、次回天家のピンは11月11日(土)田無なおきちにて19時開演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://m.facebook.com/events/3549595365308552

このところ有難い事に忙しくさせていただき、月2回でした天家のピンも1回になってきてしまい、やはり月2回は開催したいと思う秋の午後でした。

皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家ピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2023年9月16日 天家のピン
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年9月16日 天家のピン

先週土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。とても蒸し暑い夜だったにも関わらず、大入満員!大盛況!お運びくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「猫の皿」
  「包丁」

以上、二席でした。

とても久々な猫の皿。
地方を廻る道具屋がフラッと立ち寄った茶店にいる猫がエサを食べている皿が、なんと1つでも三百両は下らない高麗の梅鉢で…。

天家は常々、猫の皿という噺をとても難しく、好きな落語なのに苦手意識がございました。
何故なら笑いどころがとても多いので、笑わせたい欲が出るのです。それが嫌でよっぽどの事がないと、もう演るまいと考えていたのですが、結構コアなお客様が多かったにも関わらず、スーッと猫の皿に入ってしまい、内心ドキドキしながら掛けておりました。
 しかし「考えるな感じろ」というブルース・リーの名言に倣って、場に身を委ねて淡々と出来ました。
これから結構掛かると思います。

世間とは逆で、私の中では包丁よりも猫の皿の方が難しいと感じておりましたが、包丁も手掛けた時よりも
大分変わってきているので、これからも楽しみです。

悪仲間のツネとトラ、仕事がうまくいかずにボロボロのトラとは対照的にパリッとした着物に羽振りも良いツネ。
今ツネは清元のお師匠さんの女性、とても器量の良いおあきさんと所帯を持って、生活費はおあきさんが全部面倒見ている何不自由無い暮らしぶり、しかしツネは他に若い女ができて一緒に成りたいが、世話になったおあきさんには別れてくれと言いづらい。
そこでトラに鰻をご馳走しながら、俺の女房を口説いてイチャイチャしている所へツネが出刃包丁を持って乗り込み、難癖付けて女郎に売っぱらっちまおうと悪企みをするが…。
トラが小唄を歌いながら、おあきさんを口説くシーンがやはり好きですねぇ。

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。

さて来月は10月1日(日)に深大寺デジタルリビングラボでの「落語を楽しもう」の会が開かれます。
まだ若干名入れるそうです。

そして神無月の天家のピンは10月21日(土)田無なおきちにて19時開演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://m.facebook.com/events/854946149534023

皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#落語を楽しもう
#深大寺デジタルリビングラボ
#田無なおきち

2023年8月26日天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年8月26日天家のピン 天家燈四郎 独演会

 

天家燈四郎さん、年に1回の宮戸川の会でした。
何故このような陰惨な落語があるのでしょうかね。
演者もお客様もそれぞれに感じたものがありました。

 

先週土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
この日は宮戸川の会と銘打って、上・下の落語メインで聴いていただきました。
お越しくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「道灌」
  「宮戸川」

以上、二席でした。
グリコ森永事件の犯人、かいじん21面相のマクラから久々の道灌でした。
落語の基礎中の基礎でございます。
八っつぁんが、ご隠居さんに太田道灌の故事に由来した話しを聞いて友達に試すという正に落語の王道です。

宮戸川は1年に1回のペースで掛けております。
上・下連続でした。何故、この噺を演るのか、下のとてつもない非日常から日常の有難さに感謝するのか、己の中の邪悪な部分をこの噺を聴いて、消化するのか、各々の聴き方があると思います。

聴いてくださいまして、ありがとうございました。

 

さて当日のお知らせご了承ください。
8月28日(月)開演15時〜16時の予定で、武蔵野市松露庵にて「珈琲と怪談」と銘打って、初の試みの映画講談一席と落語の怪談一席を掛けます。
詳細ページはこちら↓
https://pro.form-mailer.jp/lp/35055279286915

晩夏の夕暮れに、噺で涼みたい方は是非いらしてください。

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