なおきち徒然


2025年2月22日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2025年2月22日 天家のピン 天家燈四郎 独演会

先週末土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
寒い夜にも関わらず、いっぱいのお運びで満員御礼!
とてもとても嬉しかったです!
お越しくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目 「金明竹」
   「粗忽の釘」
    仲入り
   「質屋暦」

以上、三席でした。
この日は一席目から、お客様良い雰囲気で、かなりのノリに乗った金明竹でした。
相も変わらず、中橋の加賀屋佐吉方から使いに参じましたのは4回でした。

二席目は粗忽の釘。
天家の好きなジワジワと来る滑稽噺です。
引越しから、ほうきをかける為に釘を柱へ打つつもりが、壁に八寸もある瓦釘を打ち込んでからが真骨頂です。

そして仲入り後の三席目は質屋暦でした。
年末に掛ける事が多いのですが、昨年から閏年の2月末に掛けるのもアリだなとやり始めましたが、2025年は閏年ではありません!
しかし出てまいりました。
日本の暦が太陰暦から太陽暦に変わったのは、明治5年(1872年)の12月3日、この日が明治6年の1月1日になってしまい、1ヶ月無くなってしまい庶民達は困惑。
大工の八五郎、質屋に預けた親父の形見の道具箱は、明治6年の1月3日が期限だが…。
良いノリです。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

アフタートークも、お酒を交えて楽しいひと時でした!ありがとうございました!

さて次回、天家のピンは田無なおきちにて、3月29日(土)18時30分開場、19時開演です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/1CGe59yLrp/?mibextid=wwXIfr

気が向きましたら、脚が向きましたら遊びに来てください!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2024年11月30日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年11月30日 天家のピン 天家燈四郎 独演会

昨晩は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
寒い夜にも関わらず、お越しくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「壺算」
  「人情八百屋」
   仲入り
  「うどん屋」

以上、三席でした。
久々に出てきました壺算、小間物屋の主人は何故こんな値切り方で騙されるんだというのが落語なのです。
ジワジワ来ます。

二席目はこれまた久々、人情八百屋でした。
導入部はどうしても暗くなりがちですが、最後はサゲ含めてホロリとスカッといたします。

仲入り後はうどん屋でした。
ひたすら酔っ払いの相手をするうどん屋さんの悲哀を描いております。
完全にカスタマーハラスメントです!
でも落語だからいいのです!

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。

終演後のアフタートークも楽しい夜でござんした!
とても楽しかったです!
ありがとうございました!

さて来週12月7日(土)はひばりヶ丘のcafe&barかんたん舎での落語会を開催いたします。
「第二十九回かんたん寄席 天家燈四郎 独演会
師走の天家落語」
20時開演 詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/1ASoKrktKv/?mibextid=9l3rBW

来月、師走の12月14日(土)天家のピンは、有難い事に満席をいただいております。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/158V44ffU2/?mibextid=9l3rBW

来年2025年1月25日(土)天家のピンは、まだお席ございます。 18時30分開場 19時開演
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/1AcyKjcbSD/?mibextid=9l3rBW

だいぶ空気が乾燥してまいりました。
天家は喉が強い方ですが、油断大敵です。
お互いに気を付けて参りましょう。
また気が向いたら脚が向きましたら、遊びに来てください!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#かんたん寄席
#かんたん舎
#落語
#田無なおきち

まにまに  Vol.1〜自身のための岩戸開き
宇宙なおきち

宇宙なおきち
まにまに Vol.1〜自身のための岩戸開き

 

2024年10月26日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年10月26日 天家のピン 天家燈四郎 独演会


10月末は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
過ごし易い夜風の中、お祭りや色々なイベントがある日にも関わらず、いっぱいのお運びに、お越しいただきました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「野ざらし」
  「茗荷宿」
   お仲入り
  「御神酒徳利」

以上、三席でした。
野ざらしはとても久しぶりに出てきました。
ご理解あるお客様と判断できたのでしょう。
おそらく2回目です。
天家のピンは何故か女性のお客様が多い事から、天家の野ざらしは割とシモ、バレ噺の傾向、しかもサゲも変えているので全く出てきませんでした。
八五郎、長屋の隣に住んでいる先生が昨夜、若い女性と部屋で話しているのを見て、その経緯を聞き向島に行くが…。
結構振り切った八つぁんです。

二席目は茗荷宿、茗荷の名前の由来とお釈迦様とのご縁のマクラから客足が絶えた宿の夫婦が、高価な着物と金300両を持参した旅人との夜から朝までの出来事。
サゲがくだらなくて好きな噺です。

そして仲入り後、三席目は御神酒徳利でした。
好きな噺はよく掛けたくなるものです。
10月初旬に覚えたばかりですが、楽しい噺です。
算盤占いができると流れで言ってしまった八百屋さんが出来レースと偶然が重なり、易の大先生と呼ばれて仕方なく旅に出るという…。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

さて次回、天家のピンは11月30日(土)田無なおきちにて、18時30分開場、19時開演です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/1SwbcWvAtX/?mibextid=9l3rBW

暮れに向けて段々と落語会の予定が決まってまいりました。
またお知らせいたしますので皆様、気が向いたら脚が向きましたら遊びに来てください!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2024年9月28日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年9月28日 天家のピン 天家燈四郎 独演会


9月末に田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
色々とイベントのある中いっぱいのお運びで、お越しくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「みどりの窓口」
  「風呂敷」
   お仲入り
  「仙人」

以上、三席でした。

久々のみどりの窓口、理不尽なお客様に対する、みどりの窓口の職員の哀愁と解放を描く噺、意外に登場人物が多い!

風呂敷はなんとか原型留めて演じました。
大変な修羅場を風呂敷で治めた兄貴の知恵と機転には、落語の良さが際立っております。

そして仲入り後は仙人が出てきました。
芥川龍之介の短編を天家が落語にしております。
仙人になりたい権助は、20年タダ働きすれば仙人になる術を教えてあげると医者の奥さんに言われて、真面目に奉公するが…。
小学一年生がこの噺で固唾を飲んで聴いてくれていたのを思い出します。

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。

この日は終演後、嬉しいオファーもいただきまして、
リクエストいただいた演目は天家の持ちネタに無かったのですが好きな噺二席だったので、お受けいたしました。

さて次回、天家のピンは10月26日(土)田無なおきちにて18時30分開場、19時開演です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/MJFHu58daMgWgWCB/?mibextid=9l3rBW

秋の気配をとても感じる日々でございます。
元気が無いと何もできないです!
皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2024年9月26日 珈琲と落語
天家燈四郎

天家燈四郎
2024年9月26日 珈琲と落語


9月26日は、武蔵野市の松露庵にて落語会を開催いたしました。
「珈琲と落語」と銘打って、落ち着いた座敷での落語を聴きに、平日にも関わらず来てくださいました皆様方に厚く御礼を申し上げます。

演目「長短」
  「粗忽の釘」
   お仲入り
  「帯久」

以上、三席でした。
よくオープニングナンバーに掛かる長短は、明らかに性格が正反対の2人によるスリリングな噺。

粗忽の釘は天家が大好きな滑稽噺、引越し先が分からない、ほうきをかける釘を柱に打つのに壁に打ち付けて、しかも壁が一寸で釘は八寸という間抜けさで、お隣に謝りに行くが…。

そしてお仲入りの後は、帯久でした。
掛ける演者が少なすぎ、て事はあまり面白くない、長いという噺を天家がどう料理するのか!
静かな松露庵で大岡越前の名裁きが下りました。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。
なおきちさんの美味しい珈琲で良い心持ちになっていただけたかと思います。

さて10月26日(土)田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたします。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/MJFHu58daMgWgWCB/?mibextid=9l3rBW


この日は母校、文化学院のご学友も来てくださって、とても嬉しかった!
30年ぶりの友人もいらしてくれて感無量!

皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#珈琲と落語
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち
#松露庵

2024年7月12日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年7月12日 天家のピン 天家燈四郎 独演会


天家燈四郎さん珍しく金曜日開催、天家のピンでした。
雨音を聞きながら、オリビアを聞きながら、魔女の宅急便はキキながら、全ての電子機器ながら、段々と意味が解らなくなってきましたので、この辺で…。

先週の金曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
そぼ降る雨にもかかわらず、賑やかになりました。
お越しいただきました皆様に、厚く御礼を申し上げます。

演目「粗忽長屋」
  「お菊の皿」
  「親の顔」

以上、三席でした。
久々の粗忽長屋。
浅草の観音様境内で黒山の人だかり、聞くと行き倒れらしい。長屋でも豆でそそっかしい兄貴分が行き倒れの顔を拝むと、なんと弟分、能天の熊五郎!
身寄りも何も無い天涯孤独の熊五郎なので、兄貴分の貴方に引き取って欲しいと頼むと、それはいいけど当の本人連れてきた方が話しが早いだろうと長屋に帰っていくが…。
これぞ落語!シュールな展開はとても好きな噺です。

二席目はお菊の皿。
知らないうちに覚えてしまって、今では知らないうちに得意演目になってしまいました。
言わずと知れた番長皿屋敷、武士の青山鉄山が自分になびかない美しい女中のお菊を10枚組の皿が1枚足りないとお菊に難癖を付けて手討ちにしてしまい、屋敷の井戸に今もお菊さんの幽霊が出るという話しを隠居さんに聞いた3人組。
早速行ってみて、9枚まで数えるのを聞いてしまうと狂死してしまうので5枚で逃げようと決めて、お菊さんが井戸から出てくるが…。
これも展開が良いですね。

そして三席目は親の顔。
先月のStudio La Subalaでの落語会、スバラクゴでネタ下ろししたばかりですが、また出てきました。
セガレの金太がテストで珍回答ばかりするので、学校に親子で呼び出された大工の八五郎。
隠居さんのアドバイスもあり、答案の解釈を一つずつ噛み砕いていくが…。
かなりオリジナルの小噺、ギャグをマクラから惜しげもなく散りばめている一席です。
明るく終演するにはとても良い噺です。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

さて来月の天家のピンは8月31日(土)田無なおきちにて、18時30分開場 19時開演です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/iTWvLfBwMbsToNXW/?mibextid=9l3rBW

終演後のビールは、また格別の美味さでした!
皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2024年6月22日 天家のピン 天家燈四郎 独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年6月22日 天家のピン 天家燈四郎 独演会


天家燈四郎さん、満員御礼でございました!
「包丁」は小唄を唄いながら女性を口説くシーンが何とも言えないですね!
程々にしてください!

先週土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
お客様いっぱいのお運びで満員御礼!盛況のうちに終演できました。
お越しくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「犬の目」
  「禁酒番屋」
   お仲入り
  「包丁」

以上、三席でした。
犬の目は春に小学校でやった以来、この日の天家はものもらいがあったので、眼鏡をしながらの高座で目に纏わるマクラから医者の小噺での犬の目でした。
コンプライアンスに引っかかりまくりの人間目の代用で犬の目を使おうという発想は落語ならではです。

禁酒番屋は久々!昨年は1度も掛けてないのではなかろうか。
基本的に天家はお酒のネタが好きです。
とある藩の出来事。
お武家さん同士の揉め事で刃傷沙汰の末、殿様が禁酒令を出す。困った酒好きのお武家さんが懇意の酒屋に屋敷の中まで酒を届けるように依頼するが、入り口には禁酒番屋とあだ名される取り締まり小屋があり、なんとか酒屋は誤魔化そうとするが…。
サゲもコンプライアンス違反です。

そして仲入り後は包丁でした。
仲間の虎さんと3年離れている間に清元のお師匠さんと所帯を持った常公。
しかし常の奴は美人のお師匠さんに飽きが来て、若い女と一緒になりたいから虎公に俺の女房を酔ったふりして口説けと持ち掛け、2人でいちゃついている現場を出刃包丁持って抑えて、それをネタにお師匠さんを宿場女郎に売払って金を山分けしようとするが…。
これもコンプライアンス違反ですね〜。
悪企みしている男が出てくるとやはり面白いものです。

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。
終演後のアフタートークも楽しい展開!
お久しぶりのお客様と共通の好きなアーティストの話で盛り上がり、これは日曜日は歌の本を聞かなくちゃと思った次第です。

さて今週末の6月30日(日)はひばりヶ丘のジャズセッションスタジオStudio La Subalaにて落語会、
「第4回 スバラクゴ」18時開演です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/n2inYc5LJWjLWJ7q/?mibextid=9l3rBW

そして次回の天家のピンは7月12日(金)田無なおきちにて19時開演です。
いつもとは違う金曜日ですので、お間違えのないように!詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/eKX9KoPvBdJCQSsy/?mibextid=9l3rBW

それでは皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#スバラクゴ
#StudioLa Subala
#田無なおきち

2024年5月17日 天家のピン
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年5月17日 天家のピン

天家燈四郎さん、久々のらくだ完全版でした。
この夜は声がよく通り、お客様からとても迫力があったと嬉しい声をいただきました!
またらくだ聴きたいですね。

昨晩は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
有り難い事に大入り満員御礼でした!
いっぱいのお運びで、お越しいただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「紙入れ」
  「後生鰻」
   仲入り
  「らくだ」

以上、三席でした。
まずは久々の紙入れ、短いながらも男女の変わり身の早さを見事に活写している落語かと。
天家のおかみさんは、とても艶っぽいそうです。

後生鰻も久しぶり。
今の時代、コンプライアンスの観点から絶対ダメな落語なんですかね。私は面白いと感じているのでやり続けますが…。
信心深いご隠居さんが浅草の観音様にお参りした後、必ず通り掛かる鰻屋の前で、蒲焼にされる鰻が先台の上で今にも捌かれようとした時、隠居さん殺生は見たくないから殺すなと息巻いて…。

そしてお仲入り後はらくだでした。
この夜も完全版でお届け。
体罰のマクラから本編へ、らくだとあだ名される町内の暴れん坊が河豚に当たって死んでしまった。
兄貴分の丁の目の半次は弔い、通夜を行おうと通り掛かった屑屋に脅しで色々と準備をさせて…。
サゲは天家バージョンで変えております。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

アフタートークもとても楽しかった!
頭のてっぺんバッカーンするくらい整いました!

さて次回の天家のピンは6月22日(土)19時より開演です。詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/Ya3nm3oG8n5b6Yhm/?mibextid=9l3rBW

今度は土曜日ですので、お間違いのないように!

それでは皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2024年1月27日 天家のピン 天家燈四郎独演会
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2024年1月27日 天家のピン 天家燈四郎独演会

天家燈四郎さん、今年初の天家のピンはストーリー性のある落語二席でした。
映画観ているような落語を目指しているようです。
何となく意味は解ります!

先週の土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。
今年最初の天家のピン、いっぱいのお客様に来ていただいて縁起が良い兆しでございました。
お越しいただきました皆様に、厚く御礼を申し上げます。

演目「星野屋」
  「文七元結」

以上、二席でした。
星野屋はネタ卸しでした。
昨年末に覚えたのですが、ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンの映画スティングみたいな騙し合いの応酬みたいな感じにしたくて、趣向を凝らし練っておりました。
さすがにあの映画には敵いませんが、天家の星野屋が出来つつあります。
大層な商人、星野屋の旦那。
お妾さんのお花の本心を試そうと店が傾きかけて、もう面倒が見られないから心中しようという事になり…。
お花のお母さんと、星野屋のおかみさんに活躍していただいております。

そして天家のピン1発目は景気付けに文七元結でした。
芝浜と文七元結はある方法で掛けるようになりましたが、これはお客様にだけ教えた秘密。
多分、誰もやっていない方法でしょう。

酒と博打で滅茶苦茶な左官の長兵衛は、細川様の屋敷で行われた賭場でスッテンテン。
師走の風が吹き荒ぶ中、褌に法被一枚で帰され、おかみさんに貧乏を詰られ、おまけに娘のお久が行方不明。
すると吉原の大店、佐野槌にお久が来ているというので長兵衛行ってみると、佐野槌の女主人にお久が直談判してお店で働かしてほしい、そうすればまとまったお金が入るだろうから父親に意見してくれと。
博打を止めるのと、来年の大晦日までに返す約束で50両貸してもらうが、1日たりとも期限を過ぎたら、途中で悪い癖が出たら娘を店に出すと。
それまではお茶やお花、裁縫などを身に付けさせて佐野槌で預かるというもの。

吉原を出た帰り道の吾妻橋で身投げをしようとしている文七に出会ってしまい訳を聞くと、売掛金の50両を集金の帰り、スリに取られたという。
話しを聞いた長兵衛は…。

自分がこのシチュエーションに立たされたら、どういう行動をするか掛ける度に自分に問われている気がします。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

終演後のトークタイムもお客様と、色々な話しができて大変楽しい時間でした!
放送禁止ラジオコントの話題はまた今度。

ありがとうございました!

さて次回の天家のピンは2月17日(土)田無なおきちにて19時開演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/share/LcnaXh2av8pVeZDs/?mibextid=9l3rBW

春の足音が聞こえたかと思いきや、寒い日が続いております。
落語を聴くと免疫力が活性化するそうなので、身体の事を思いやるついでに遊びに来て下さい!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2023年12月23日 天家のピン
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年12月23日 天家のピン

天家燈四郎さん、この日初めて聴いた落語をお客様に披露したそうです。
無茶と勇気は違うからなと船長がよく言っておりました。
ちなみに船乗りとして働いた事は1度もありません。
そして年末ならではの芝浜でした!

先週の土曜日は田無なおきちにて落語会、今年最後の天家のピン開催いたしました。
クリスマス前にも関わらず、いっぱいのお運びでお越しいただきました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「巻き返し」
  「芝浜」

以上、二席でした。
巻き返しは、この日の昼間に聴いて覚えた噺。
そんな無茶は止めなさい!と言いたいところですが、折角お客様いっぱい来てくださるのだから、何かサプライズをと、何処でも滅多に掛からないどころか、私も初めて聴いた噺。

少しポンヤリした常さんは、色々あって時計が使えなくなり、お隣へ時計を貸りに行くと、お隣さんはお金に困ってるので300円貸してくれたら時計を貸してあげると言われる。
快く300円貸して時計を貸りる事が出来た常さんだが、時計が無くなったお隣さんは毎晩真夜中に時間を聞きに来るようになってしまい…。

小品で長くない噺は演り甲斐ありますね!

そして暮れという事で芝浜を。
落語のそれも人情噺の大スタンダードナンバーが今年はどのようになるのか。
呑んだくれの魚屋、1月近くも仕事を休んで女房に急かされ背中を押されて久々に魚河岸へ行く途中の芝の浜で42両入りの財布を拾い、もう仕事しねぇで一生呑んで暮らせると浴びるように酒を呑み、友達を呼んでの飲み食い、湯水の如く金の使う魚屋勝五郎は…。

年末にしか掛けない噺ですが、身体に入ってるものと入ってくるものが混ざり合って、良い落語になったとお客様の反応から伝わってまいりました。

楽しんでいただけたら、これ幸いです。

終演後、天家の芝浜の演り方をお客様に少しお話ししました。
どういったやり方かは、この日のお客様だけの秘密でござんす。
アフタートークも楽しき時間でした!

今年も色々な人、色々な場所に去年以上にご縁が繋がり落語を掛けさせていただきました。
天家の落語はどんどん変わっていくと思いますが、スタンスは変わらずゆるりと、出しゃばらないけど引っ込まない感じでいきますので、来年もまたよろしくお願いいたします!

次回、天家のピン等、新年からの落語会のお知らせはまた改めて行いますので、よろしくお願いいたします。

皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#田無なおきち

2023年9月16日 天家のピン
天家燈四郎
田無なおきち
天家燈四郎
2023年9月16日 天家のピン

先週土曜日は田無なおきちにて落語会、天家のピン開催いたしました。とても蒸し暑い夜だったにも関わらず、大入満員!大盛況!お運びくださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

演目「猫の皿」
  「包丁」

以上、二席でした。

とても久々な猫の皿。
地方を廻る道具屋がフラッと立ち寄った茶店にいる猫がエサを食べている皿が、なんと1つでも三百両は下らない高麗の梅鉢で…。

天家は常々、猫の皿という噺をとても難しく、好きな落語なのに苦手意識がございました。
何故なら笑いどころがとても多いので、笑わせたい欲が出るのです。それが嫌でよっぽどの事がないと、もう演るまいと考えていたのですが、結構コアなお客様が多かったにも関わらず、スーッと猫の皿に入ってしまい、内心ドキドキしながら掛けておりました。
 しかし「考えるな感じろ」というブルース・リーの名言に倣って、場に身を委ねて淡々と出来ました。
これから結構掛かると思います。

世間とは逆で、私の中では包丁よりも猫の皿の方が難しいと感じておりましたが、包丁も手掛けた時よりも
大分変わってきているので、これからも楽しみです。

悪仲間のツネとトラ、仕事がうまくいかずにボロボロのトラとは対照的にパリッとした着物に羽振りも良いツネ。
今ツネは清元のお師匠さんの女性、とても器量の良いおあきさんと所帯を持って、生活費はおあきさんが全部面倒見ている何不自由無い暮らしぶり、しかしツネは他に若い女ができて一緒に成りたいが、世話になったおあきさんには別れてくれと言いづらい。
そこでトラに鰻をご馳走しながら、俺の女房を口説いてイチャイチャしている所へツネが出刃包丁を持って乗り込み、難癖付けて女郎に売っぱらっちまおうと悪企みをするが…。
トラが小唄を歌いながら、おあきさんを口説くシーンがやはり好きですねぇ。

楽しんでいただけましたら、これ幸いです。

さて来月は10月1日(日)に深大寺デジタルリビングラボでの「落語を楽しもう」の会が開かれます。
まだ若干名入れるそうです。

そして神無月の天家のピンは10月21日(土)田無なおきちにて19時開演予定です。
詳細イベントページはこちら↓
https://m.facebook.com/events/854946149534023

皆様、また遊びましょう!

#天家燈四郎
#天家のピン
#ぜんらくご
#落語
#落語を楽しもう
#深大寺デジタルリビングラボ
#田無なおきち

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