佐藤うらら
2022年7月24日
にわとくらコミュニティのメンバーだった
fogliaの葉子さんの偲ぶ会が田無なおきちで執り行われました。
『オトキカフェ』
聞きなれない屋号ですがなおきちの新しい事業のちいさな一歩となりました。
旅立つ人への感謝を目的とし、故人を偲ぶ時間を珈琲で結びます。
店内中央には息子さんが”虹”をイメージしてオーダーしたフラワーアレンジメントが、参加した人を出迎えてました。
BGMは家族葬の際に選曲した音源が穏やかに流れました。
昨今の社会情勢により、お弔い事情も様変わりし、きちんとお別れがかなわぬまま時間が過ぎて気持ちの区切りができずにいたご友人とご家族を繋ぐ優しい時間。
はじめての人もひさしぶりの人も、みんなで輪になり様々な話に花を咲かせてました。
ありがとう。
言葉につくせない想いはきっと互いの心に響いてますね。
なおきち
はじめまして
おもかげ松露庵のリポートいたします、新人スタッフのカツキです。どうぞよろしくお願いいたします!
3月26日 13:30 晴れ
松露庵 ―
ちょっと分かりにくい裏道。
閑静な住宅街。戸建てと集合住宅に囲まれ、ぽっかりと背の低い建物が現れます。そのお屋敷の上だけ、青空がちょっぴりマッドに映るみたい。 建築は昭和10年前後・・・太宰治が東京帝国大学を除籍された昔ころ!
うん。松露庵、趣きを放つわけです。
門をくぐり、広いたたきを上がってお茶室へ。
なんでしょう、時間や気流の次元がちょっと違う。
珈琲の香り。ゆるり。
わたしのなかで、ここを擬人化するなら笠智衆です。
古瀬公園に面した、縦に4畳ほどある贅沢な縁側では、撮影を終えられたお客様が日向ぼっこ、珈琲を飲みながらスタッフを交えて談笑なさっていました。
80代と90代、女性のお友達同士。
できたての写真を見てお互いを絶賛するのに、ご自分の写りには「シワが多いわ!」と不満顔で笑ったり、愉しそう。
わたしも見せていただくと、朗らかな笑顔! 得も言われぬ、その人だけの “コク” みたいなものがいっぱいに漂っていて、それが美しく惹きつけられます。
「遺影、飾られるの恥ずかしいわ!」
お一人が仰いました。
「大丈夫よ、自分は見ないのだから」
誰かの声で、そうね!と大笑い。
そうか、これは遺影でした。
次のお客様は、ある転機を迎えた心のゆらぎを、撮影の合間、珈琲を味わいながら、じっくり言葉を紡ぐように語られました。
人生は、最期まで唯一無二の物語なのですね。
最期を少し意識すると時間がリアルになる。 人生を振り返ったり自己対話したり、 自分を含む世界を愛おしむことは、未来の灯りになる。お客様をとおして、そんなことを感じました。
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懐深い旧家
豆を挽き丁寧に落とす珈琲
ゆるりとした時間と五感に寄り添う空間、
その人が内包するぬくもりや多彩な人間味を
深く感受するカメラマンさん。
遺影は、この瞬間に生きている美しさを撮ること。
『おもかげ松露庵』
この場所で、「遺影」である意味が分かってきました。
迷ったとき、挑戦したいとき、ちょっと息抜きしたいとき、愉しいときにも『おもかげ松露庵』はゆるりのんびりと心の対話にうってつけです。
リポート、長々となってしまいました。
今回は見学でしたが、次回からは「中の人」になる予定です。
どうぞよろしくお願いいたします!
(新人_カツキ)
今後の開催日程や詳細はこちら
https://coubic.com/niwatokura/509658
なおきち
風薫る 神社なおきち、夏限定。
「五龍神かき氷」。
田無神社に祀られている「五龍神」金龍、白龍、青龍、赤龍、黒龍を、表わしました。
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金色:なおきち特製のレモンシロップと輪切りレモン
白色:カルピス
青色:ブルーリキュール
赤色:ペリーラ(西東京市産赤しそのシロップ漬け)
黒色:波照間黒糖の手作り黒みつ
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色とりどりの華やかなかき氷は、目にも美味しく、
御神気を少しでもいただけるような気持ちになります。
なおきちのこだわりが、ギュッとつまったかき氷。
境内の五龍様をお参りした後に、どうぞお召し上がりください。
手描きの龍神様は、店主うららが奉納させていただいたものです。2体描き、一体ずつを田無神社となおきち田無本店、それぞれに展示しています。
なおきち
風薫る 神社なおきち、夏限定。
「瀬織津姫のかき氷」。
麹甘酒と自家製のレモンシロップで
ふんわり、きゅん。
爽やかな甘さに仕上がりました。
田無神社は、水の神様である五龍神をお祀りしています。
男性的なイメージの龍神様に対し
同じく水の神様として”姫”を冠する「瀬織津姫」(せおりつひめ)をイメージました。
甘酒のほのかなコクと、
甘酸っぱいレモンシロップは、意外なほど爽やか。
参拝する男性のお客様からも人気のひと品です。
なおきち
多摩六都科学館 × ニイクラファーム × カフェ六都なおきち
ハーブ農家「ニイクラファーム」さんの畑でハーブの花束ができました。さて、沢山のハーブをどう使う?
多摩六都科学館内カフェ「六都なおきち」でハーブドリンクをつくります。
「ハーブのヒミツ」とともにハーブを扱うコツをお伝えします。
後編【カフェで学ぶハーブのヒミツ】
真夏のような陽射しに照らされた畑から、「六都なおきち」に到着。
ひと息つくと、摘んできたミントやレモンバーベナの香りが漂い、一気に涼やかな空間に変わります。
カフェ内のテーブルを囲んで、ハーブを上手に取り入れるコツをお伝えする座学の始まりです。
六都なおきちでは、食べ物の旬や素材を活かした味わいを、ハーブや発酵の力を借りて味わいを豊かにし、自然体で食べることを体験していただけるよう心掛けています。
科学と食、農と食といった「食」を通じてつながるコミュニティを大切にし「自然の力、人の力による食の化学反応」をお伝えしています。
講師としてお話するのは、店主の佐藤うららさん。ハーブの扱い方やポイントを織り交ぜてハーブティーの美味しい淹れ方をレクチャーします。
「ハーブは、手でもんだり、たたいたり、指でしごいたりしてからポットに入れます。お湯はちょっと高いところから、ポットの中で対流を起こすようなイメージで注いでくださいね」。
普段からカフェで提供しているのと同じように、カップをあたためてお湯を注ぐと……爽やかな香りがのぼり、ポットのお湯は緑や黄色の鮮やかなナチュラルカラーに変わっていきます。
ホットとコールドのハーブティーを飲み比べにも挑戦。くき茶とハーブの水出し茶は
「お茶の味とレモンの香りが合う」と驚きの声があがりました。
ハーブティーの淹れ方を学んだ後は、ハーブを長く楽しむための豆知識も。
沢山あるハーブは、新鮮なうちに使いきれなくても大丈夫。水差しに活けて楽しむだけでなく、ドライにすると味や香りに深みが増すので、別の形で使えます。
「医学的な効果はうたえないけれど、ハーブは力を信じると良い作用が起きるんです。ハーブのレシピは、自分の身体にあるんです」と佐藤さん。
大次郎さんが教えてくれた「アレロパシー」になぞらえて
「ハーブだって、害虫がいなくて安泰な環境にいたら香りもしなくなるんです。強く生きようとしているハーブに敬意を表してくださいね」
と笑顔で締めくくりました。
そう。人間だって、強く生きようと頑張っている人は、素敵ですね。参加者の皆さんに、少しでもパワーが伝わったでしょうか。
「これからハーブをもっと取り入れてみます」
「ハーブの使い方や保存方法も教えてもらって良かったです」
ハーブの香りに癒された参加者の皆さんは、晴れやかな笑顔でカフェを後にしてゆきました。
秋には「食べるハーブ」をテーマに予定しています。
次回も多くの皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
完
なおきち
多摩六都科学館 × ニイクラファーム × カフェ六都なおきち
「ハーブって体にも良いし素敵だけど、どう使ったらいいの?」
「興味はあるけど、普段の生活で取り入れるには、ちょっと難しそう」
西東京市内の農家「ニイクラファーム」の畑でハーブを見学後、カフェ「六都なおきち」で、日常にハーブを気軽に取り入れるポイントをお伝えする講座。
3回目の開催を迎えたこの講座には、定員より多くの応募をいただき、抽選で選ばれた17名の方にご参加いただきました。
ハーブ畑の見学、カフェでのハーブ講座それぞれの様子を、2回に分けてレポートします。
前編【西東京市で育つハーブのヒミツ】
初夏にも関わらず真夏のような強い陽射しとなった講座当日の朝。日焼け対策も万全にして、田無駅に集合です。
歩いて5分ほどの住宅街にある、都内随一のハーブ農家「ニイクラファーム」へ向かいます。
さわやかで芳醇なハーブの香りがただよってくると、もう畑に到着です。
もともと代々田無で農業・商業を兼業していた新倉家。ハーブ専門農家となったのは、先代・庄次郎さんの時代だそう。
大手スーパーとの直接取引、バブルやグルメ番組によるムーブメントなどが後押しし、ハーブの栽培に舵をとりました。
名だたるシェフも足を運び、都心近郊で本物のハーブを手に入れられると、各方面から注目され続けている都市農業の先駆的存在の農家さんです。
説明をしてくださったのは、ハーブ専門農家二代目・代表の新倉大次郎さん。現在は、野菜を含めて150~200種を栽培しているそうです。
サービス精神旺盛な大次郎さん、開催日前日に参加してきた三社祭の話題も織り込みながら、テンポ良く畑のハーブを紹介してくださいました。
今回の見学ツアーはベストタイミング!
ハーブたちが、可愛らしい花を咲かせ、そこかしこで香り立ち幸せな気分に包まれます。
実は、昨年も同じ日に開催しましたが、これほどは咲き揃っていなかったのです。天候や様々な条件が、ハーブの成長に影響することがよくわかりますね。
最初はハーブの王道「ミント」3兄弟。アップルミント、スペアミント、ブラックペパーミントの3種類の葉を触って香りを確かめます。
和製ミント「ハッカ」についてのお話も。
30年近いローズマリー、可憐な花を咲かせているタイム、しゃきっと背筋を伸ばしているその姿に、生命力を感じます。
「その土地に合っているものが、よく育つハーブになる。草もそうでしょ? ハーブも草なんですよ」と新倉さん。
その品質を保つため、年々変化する天候や土の状態に向き合いながら一定の品質以上のハーブを育てるのは大変なはずですが、楽しそうに話す新倉さんの笑顔に、参加者の皆さんも笑顔。ハーブがグッと身近に感じられたようです。
続いてタイム、バジル、セージを見学。
「家で育てているけど、どう使ったらいいのかわからない」「何の料理に合うの?」参加者から質問が飛び出します。
「トマト料理にタイムを合わせれば南仏料理。バジルを合わせると……イタリア料理になるんです」との答えに、なるほど~とメモメモ。
一行は、予定していた8種類より多い、10種類ほどのハーブを見学。
カモミールやラベンダーの畑はまさにお花畑。咲き乱れる花と香りで、ヨーロッパにいるような気分になりました。
季節により、薫りや色付けなど様々な使い方があるというハーブ。香りはじめる初期から、枯れる時期まで、香りも味も変化するそうです。
ハーブや植物が持つ物質「アレロパシー」という作用についても教えてくださいました。
殺菌作用や虫を誘引または忌避する作用、ホルモンのように生長をコントロールするものなどがあるそうです。
「ハーブ自身に有益な虫を呼び寄せる匂いを出したり、逆に虫に食われたりすると匂いを変えるハーブもある」とのこと。
「ハーブは難しいと思う人もいるけど、自分に合うハーブがある。
料理や生活で使うのも『なんかいいな。なんかよくない』という感覚で良いんです。本当は、皆さんもご自分の取扱説明書が、身体にあるんですよ」と新倉さん。
なるほど自身を整えるレシピをそれぞれが持っているならば、心も体も自身で見つめることで、答えが見つかるかもしれませんね。
豊富なハーブの知識と日常での活かし方について、約1時間の見学はあっという間に終了。
この後は、市内を走るコミュニティバス「はなバス」に乗って多摩六都科学館へ移動します。
(後編へつづく)
なおきち
様々なご縁や思いがつながって、吉祥寺シアターの1階に
文化と地域、食をつなげるカフェをオープンできることとなりました。
観劇前の待ち時間や、終演後のちょっと一息、にピッタリの
小腹を満たすメニューをご提供いたします。
小さな一皿の手作りおかず、ソフトクリームなどのスイーツのほか、アルゼンチンワインもご用意。
ふらりとお立ち寄りのご利用も、ぜひどうぞ。
4月11日(木)12時に、グランドオープンいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
*4月10日まではデモ営業期間のため、不定期で営業しています。
ご了承ください。
【シアターカフェ 吉祥なおきち】
■グランドオープン 4月11日(木) 12時
■東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号 吉祥寺シアター1階
■営業時間:13時~21時 または 21時30分
■定休日はシアター公演スケジュールに準じます。
■ホームページ:https://tanashi-naokichi.com/kissho-naokichi/
カフェ「田無なおきち」ほか、各店の情報はこちらから
https://tanashi-naokichi.com/