宇宙なおきち
ゆざわちはる
2022年の1月から続けて参りました
『宇宙(そら)とつながる絵本自感』ですが
1/31(水)、たくさんのお客様の笑顔とともに、最終回を迎えることが出来ました✨
毎月、大人向けプラネタリウムの演目に合わせて
上映後の余韻を楽しんでいただけるようなテーマの絵本をご用意して、カフェにご来場のみなさまにお読みしておりました♫
これまでお立寄り頂いたお客様には
「面白い取り組みだね〜」
「もうちょっと詳しく知りかったからちょうど良かったよ」
「星も絵本も好きなので、あわせて楽しめて嬉しいです」
「読んでもらうっていいですね、思わず聴き入ってしまいました」
「この絵本、孫にと思ったけど自分が読みたいね」
「とてもお話に引き込まれて、ラジオドラマみたいでした」
「心の奥の方にスッと沁み込むようでした」
「思わず涙が溢れました。大人も感動できる絵本ってあるんですね」
「プラネタリウムと、絵本と、美味しいものと、こんなに楽しめて幸せです」
・
・
・
などなど、毎回嬉しいお言葉をたくさん頂けて😭
何度も通って下さる方も、
偶然居合わせた方も、
絵本なんて何十年ぶりだという方も
皆様に喜んで頂けて
私自身、とてもとても幸せな自感を過ごさせてもらえた2年間でした💖
思えばコロナ禍真っ只中で始まった企画、
読み聞かせ自体出来る場所が
めっきり少なくなってしまっていた中、
対面で毎月絵本をお読みできる、ご紹介できるというだけで
本当にありがたいことでした✨
毎回、プラネタリウム演目から頂くテーマは
自分だけでは思いもつかないような視点で
絵本を選書することに繋がりましたし、
天文スタッフの皆さんの星や宇宙への熱い想いの込められたプログラムの丁寧な解説にも助けられながら
たくさんの気づきや学びを深めつつ、未だ出会わずにいた絵本を手に取るきっかけにもなり
私自身の世界も大きく広がりました✨
せっかくなので、これまでに選書してきた
テーマをご紹介しておきます♫
・宇宙(そら)とつながる絵本自感
・アイヌのものがたり
・星の道しるべ
・未だ見ぬ世界へ
・終を思う
・気を候う
・ワクノソト
・陰と影
・ツヅクモノ
・和の情景①
・天を仰ぐ
・ふたしかなもの
・カムイとともに①
・星と旅と
・和の情景②
・カムイとともに②
・みえないものを、みるチカラ
・中国のむかしばなし
・夜空に広がる世界
・星と神話のものがたり
・星に願いを
・龍のものがたり
振り返れば、もともとは田無なおきちで開催していた『”私”を旅する絵本自感』で
アイヌ文化をテーマにした会を開催していたことから、
大人向けプラネタリウムのアイヌ民族の星座解説『ノチウ』の回に合わせてやってみてはどうか?
ということで始まった『宇宙(そら)とつながる絵本自感』でした。
ノチウは大人気の演目でアイヌ文化の絵本は2年間で3回も読ませて頂き、長編作品朗読へのチャレンジにもなりました。
そして”星の和名”では
たくさんの『和の情景』が感じられる絵本を探す中で、夏目漱石作の絵本『草枕』に出会えたことも、来週、松露庵で第一回目を迎える『文豪絵本の会』を開催するきっかけにもなっていてます。
他にもここでつながったご縁が、またこれかの活動やチャレンジにつながっていて
本当に、此処での2年間の恩恵を感じています✨
最終回の『龍のものがたり』では
古今東西の龍にまつわる民話や伝承、
想像力を掻き立てられる冒険ものや
切なくも優しい敬愛の物語などなど、
様々な龍の姿とそのお話をお届けし
絵と朗読と、そこに生まれる想いを、
じっくりとお愉しみ頂きました🤗
龍は今年の干支であり、智慧と繁栄や飛翔の象徴とも言われています。
この区切の時、ちょうど立春の直前に
終わりを迎え、その後、旧正月明けから新たなスタートに踏み出すというこのタイミングに、何か意味があるようにも思えて。
ひとつのものが終わるというのは寂しいことではありますが
そこからまた始まるものがあるということでもあり
なんだか清々しく、ただただ感謝が溢れております😌✨
この2年間、開催にあたりご協力頂いた多摩六都科学館職員の皆様、カフェスタッフの方々、そして足を運んでくださったお客様、興味を持って色々お話を聞いてくださった皆様、心より感謝申し上げます✨
今後も絵本の活動は続けて参りますので
どこかでお見かいただけた際にはお声掛けいただけたら嬉しいです♫
きっとまたお会いできることを祈りつつ・・・💖
本当にありがとうございました!!😌✨
※多摩六都科学館の大人向けプラネタリウムは今月以降も上映は続きますので、ぜひ引き続き足をお運びくださいませ✨
https://www.tamarokuto.or.jp/planetarium/
《今後の予定》
・2/20(火)/珈琲と文豪絵本の会@武蔵野市松露庵
(にわとくら松露庵紀行)※満員御礼キャンセル待ち預かります。
https://tanashi-naokichi.com/events/2418/
各詳細はトップページのlit.linkよりご覧下さい♫
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ゆざわちはる
今月の大人プラネタリウム演目は『星の和名〜春の星〜』
冬に上映した星の和名の春バージョンということで、
絵本も春から初夏にかけてのイメージで
ご用意しました♫
まずは清少納言の『枕草子』から
こちらを読ませて頂きました✨
【声にだすことばえほん 春はあけぼの】
文:清少納言/編:齋藤 孝絵
絵:たんじあきこ/出版社:ほるぷ出版
遥か昔から何年経っても
美しい日本の四季の趣を愛でる人の心は
変わらないものですね✨
『春はあけぼの』は、学校の授業で習ったり、暗唱した経験のある方も多いと思いますが、
読み聞かせでじっくりとその世界に浸って下さったお客様からは
『目の前に色とりどりの美しい情景が浮かんで、こんなにイメージが膨らむ作品だったなんて、初めて気が付きました!」と
嬉しいご感想を頂けました✨
続いて長編絵本として朗読させて頂いた夏目漱石原作の
原作:夏目漱石/脚色:結城志帆/画:いとう良一
発行:Half way/出版所:㈱アーク・コミュニケーションズ
こちらは前回に引き続き、読み終えるまで30分程かかる作品でしたが
皆様、最後まで静かに聴いて下さり、今回もまた感謝でありました😌✨
原作はしっかり読むと日が暮れてしまう長さになる作品ですし、
難しい言い回しも多いので、「昔、読むのを挫折したんです💦」
という方もいらっしゃいましたが
『とても惹き込まれて、もう一度しっかり読んでみたくなりました』
『学生の頃に読んでよくわからなかったけど、今聞いてみると面白さがわかる気がしました』
『怖さの中にある美しさというのもあるんだなぁと感じました』
等々、たくさんのご感想を頂け嬉しく想いました✨☺️
それから、どこか懐かしさを感じる夏まつりの風景と、
今はもう無くなってしまった”ある場所”と出会う
不思議な物語『川まつりの夜』もお読みしました。
【川まつりの夜】
作:岩城範枝 /文:出久根育/出版社:フレーベル館
誰にもこんな、今はもうなかったり、変わってしまったけれど
確かに其処にあったものを感じるような
そんな経験があるのではないでしょうか☺️
その場に残る想いや、ふと想像してみると浮かんでくる風景・・・
ご自分の中にある郷愁とともに
和の心や情景を感じるジカンになったなら幸いです✨💖
お越しいただいた皆様、誠に、ありがとうございました!😌✨
次回の宇宙(そら)とつながる絵本自感は
6/28(水)14時〜開催です♫
プラネタリウム演目は『ノチウ〜アイヌ民族の星座を訪ねて[2023春]』です。
今年3月に上映された冬の星座から引き続き、夏の星座バージョンです✨
ノチウは毎回いらっしゃるお客様も多いとても人気のある演目です。
絵本のテーマはこちらも前回に引き続き『カムイとともに』でお贈りいたします✨
絵本を通してまたどんな出会いが待っているでしょうか♫
楽しみにしていて下さいね👋
※ イベントページはこちらからご覧下さいこちらを御覧下さい
https://tanashi-naokichi.com/events/category/rokuto/
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ゆざわちはる
プラネタリウムも絵本もテーマが”和”でしたので
この日は私も和服で読み聞かせに参りました♫
古きよき、日本の農村風景や港町の様子、
豊かな四季の移り変わりを感じるような
絵本をご用意いたしましたが
お客様は皆さんそれぞれに
子どもの頃のことを思い出されたり
故郷の景色が重なって見えたり
絵本の向こう側にみえてくる世界を
感じてくださっていたようです☺️
毎回参加してくださるお客様が
『ずっと忘れていたことを
ハッと思い出しました!』
とおっしゃっていたのですが
絵本を読んでもらうと
ごくごく自然にこんなことが起こります😉
絵本の世界と
自分の記憶がシンクロする、
というのでしょうか。
そして長い時間を経て
思い出されたその出来事が
とても大切な宝物のように
感じたりするんですよね✨
そんなふうに
絵本を通してココロの海が
遠く遠く、遥か彼方まで広がるような
体験をして頂けることが
私もとても嬉しく感じております💕
今年はこの場所でたくさんの絵本をご紹介したり
読み聞かせをさせて頂き
ありがとうございました💖
参加してくださったお皆様、
イベント開催に当たりご協力くださった
スタッフの方々にも心より感謝いたします✨
次回の『宇宙(そら)とつながる絵本自感』は
1/18(水)14時〜カフェ六都なおきちにて
開催です♫
大人向けプラネタリウムの演目は『古天球儀の世界』💫
11〜18世紀のヨーロッパでは地球儀とともに、天体の出没や方位などを読み取れるように用いられ、盛んに作られていたという天球儀。
芸術品としての価値も高く、美しく幻想的な星座の絵柄が詳細に描かれている様子に目を奪われます。
宇宙の外側から星空を観るような
“神の視点”で描かれている、とも言われているそうですが
当時、その中に在る地球で暮らす人々は
夜空の星々に映し出される
神々の姿とその物語に
想いを馳せていたのかもしれませんね。
絵本のテーマは『天を仰ぐ』。
空を見上げ、天を仰ぎたくなるような
そんな気持ちの時、
あなたの目の前にはどんな
『ものがたり』が浮かんでくるでしょう?
またどんな出会いがあるか
楽しみにしていて下さいね👋
詳細はイベントページをご覧ください♫
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宇宙なおきち
春のハーブとドリンク編に続き、秋も多摩六都科学館での講義とニイクラファーム(西東京市)での収穫を行うことができました。
教室のようすをレポートします。
●1日目 講義
講師の新倉大次郎さん(ニイクラファーム)が当日収穫してくださったハーブを各自手に取りながらランチョンマットに並べ、名前や特徴を確認しました。
このマットは、同じく講師の佐藤うらら(六都なおきち)が描いたものです。
・今回取り上げたハーブ。家で水に放つと、しばらくの間花も香りも楽しめました
・講師の佐藤が作成のハーブソルト。揚げものやサラダに、手軽に使うことができました
ニイクラファームで事前に撮影した映像を観ながら、ハーブの使い方や育て方のコツなど興味深いお話をたくさん伺うことができました。
講義の終盤には、参加者のみなさんのランチョンマットの隙間がメモでびっしりと埋まっていました。
●2日目 収穫
2日目は快晴!徒歩でニイクラファームへ向かいます。
(左)講師も、いっしょに収穫しました
(右)こちらはハウスの中。日本では育成している場所が少ないカレーリーフの木です。熱した油に香りを移すテンパリングをして使うのがおすすめとのこと。
「きんぴらごぼうとかね。あとはホワイトソースの風味付けにもいいですね」(佐藤談)
(左)カレープラント。ハーブソルトに使っていました
(右)気さくに答えてくださる新倉さん。時間があればもっとお話を聞きたかったです
家でハーブを育てている方も多かった今回。
上手に育てるコツは?という質問に新倉さんの回答は・・・
「ダイエットをしているイメージかな。栄養や水をあげすぎない。でも洋服は大きいサイズにしてあげる」。
何となくわかりました。はじめのうちは毎日気にして、ともすると肥料を足したりしてしまいがちですが、多少厳しい状況のほうがハーブは香りがよくなり、のびのびと丈夫に育つそうです。ゆったりと構えることですね!
●アイデア共有
参加者のみなさんと、同行したスタッフの「こう使った!」というアイデアを紹介します。
・爽やかな香りのセージは天ぷらにしました!油っぽさが少なくなって、おすすめです。
・イタリアンパセリとディルは、セロリ、トマト、ガーリック、アサリといっしょに白身魚の蒸し焼きに。香りが食欲をそそり、見た目もとっても鮮やかです。
・(左)クリームチーズとディルのお花と、トースト
「クリームチーズとディルを混ぜただけ!超簡単☆」
・(右上)ディルとキャロットラぺと、煮卵のサンドイッチ
「サンドイッチにディルの香りがよく合います◎ イタリアンパセリも合います☆」
・(右下)トマトとバジル、クリームチーズのサラダ
「全部同じぐらいの大きさにカットするのが◎」
乾燥に失敗したり量が多い場合はお茶のパックなどに入れて、お風呂で香りを楽しむのもいいですね。
●アンケートより
・「生産者・提供者からの生の話を聞けて、とてもおもしろかった」
・「実際にハーブを使えるようになりました」
・「ファームで育っている様子を見て、話を聞けてよかったです。スーパーやレストランで見る目が変わり、これからも楽しめそうです」
収穫しながらお話できる機会が多く、スタッフも楽しい時間を過ごすことができました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
なおきち
冬にスタートした
『しまぞうzのコンポスト大作戦』ですが
あーだこーだと苦戦しながらも
何とか軌道に乗ってきたようです!
ウチの錦織圭くん
…の真似をする芸人「しまぞうz」くんです!
服装からして、完全に気を抜いてますね!(笑)
今日は、ボロボロになってしまった
コンポストの段ボールを
新しい箱に入れ替えてくれました。
そしたらなんと、
ひとつの箱からは何かの芽が!
何の芽でしょうかね?
いろんな野菜や果物なんかの種や皮を
入れて混ぜていたので
このあとまた伸びていくのが楽しみですね♪
なおきち
期間限定コラボメニューが出来ました!
『密にならない程度に寄りそう石たちのパフェ』
3/20〜5/9まで開催される春の企画展
【47都道府県の石】
とのコラボです。
イベント会場では
都道府県ごとに、
岩石、鉱物、化石のいずれかが展示されており
さまざまな石を見ることができます。
(スタッフ多田、見てきました!
いろんな石があっておもしろかったですよ。
自分が住んでいる土地の石を見ると
ワクワクしますね)
今回はそんな岩石たちをイメージして
全て手作りで石のクッキーをご用意しました
まるで石、もうこれはまさに石でしょ!
最高の出来ですね。
鉱物に見立てた琥珀糖もありますよ
そんな石たちを使ってパフェに仕上げます
器の中には、
石に見立てた黒胡麻きな粉のアイス、
相性の良いカタラーナ(チーズケーキみたいなやつです)
こっくり贅沢な味の味噌アイス
いつも人気のたまろくアイス(ソフトクリーム)には
砂丘をイメージして、ほうじ茶パウダーをパラっと。
「この鉱物(琥珀糖)は鳥取砂丘(ほうじ茶パウダーのアイス)から発掘したの?」
とツッコミたくなるような刺さり方だったりします。
石の味はどうな味でしょう。
石だからやっぱり硬いの?しょっぱそう??
どんなイメージがありますか?^^
見て楽しい、食べても美味しい
最後まで楽しめる石たちパフェを
ぜひお試しください!
●14:00〜のメニューとなります。
●テイクアウトでもご用意が可能です
なおきち
毎年大人気!多摩六都科学館・夏の特別企画展「ロクト大昆虫展2019」。
カフェでも、開催期間限定・一日10食限定のオリジナル・昆虫食メニューをご提供いたします。
食べてみると、実は美味しい。栄養価も高い。
そんな食材を、美味しく、楽しく体験できるメニューに仕立てました。
7月13日(土)から9月1日(日)まで、夏休み特別企画展開催中のみの限定メニューです。
11時のオープン時間から終日お召し上がりいただけます。
昆虫を食べ物として扱うこと、美味しく虫をいただくことで、未来のタンパク源としての可能性や、ヒトと虫の関係などを考えるきっかけになればと考えました。
2013年に国連食糧農業機関が世界の食糧危機の解決に昆虫食を推奨する報告書を出したことなどからも、注目を集めています。
7月13日から、企画展中の期間限定、1日10食ずつのご提供となります。
見て学んだ後は、アリがたく食べよう!
\懐かしい味わいのコオロギアイス/
【コオロギパフェ】¥880
・コオロギ、ケラ、バッタをトッピング(原産国:タイ)
・コオロギパウダーを使用したアイスクリームとブラウニー
\サクサク食感とスープのとろみがベストマッチ/
【昆虫クルトンのヴィシソワーズ】¥500
・バッタ(原産国:タイ)、ミルワーム、アリ(原産国:ミャンマー)をトッピング
・ヴィシソワーズは淡いグリーン。虫たちのお喋りが聞こえてきそうです♪
★昆虫入りサクサク系スナックのトッピングが気まぐれで追加されるかもしれません★
虫たちが楽しく遊んでいる姿をイメージした、ジオラマ的メニューです。
見た目と美味しさ、両方お楽しみくださいね。
なおきち
多摩六都科学館 × ニイクラファーム × カフェ六都なおきち
ハーブ農家「ニイクラファーム」さんの畑でハーブの花束ができました。さて、沢山のハーブをどう使う?
多摩六都科学館内カフェ「六都なおきち」でハーブドリンクをつくります。
「ハーブのヒミツ」とともにハーブを扱うコツをお伝えします。
後編【カフェで学ぶハーブのヒミツ】
真夏のような陽射しに照らされた畑から、「六都なおきち」に到着。
ひと息つくと、摘んできたミントやレモンバーベナの香りが漂い、一気に涼やかな空間に変わります。
カフェ内のテーブルを囲んで、ハーブを上手に取り入れるコツをお伝えする座学の始まりです。
六都なおきちでは、食べ物の旬や素材を活かした味わいを、ハーブや発酵の力を借りて味わいを豊かにし、自然体で食べることを体験していただけるよう心掛けています。
科学と食、農と食といった「食」を通じてつながるコミュニティを大切にし「自然の力、人の力による食の化学反応」をお伝えしています。
講師としてお話するのは、店主の佐藤うららさん。ハーブの扱い方やポイントを織り交ぜてハーブティーの美味しい淹れ方をレクチャーします。
「ハーブは、手でもんだり、たたいたり、指でしごいたりしてからポットに入れます。お湯はちょっと高いところから、ポットの中で対流を起こすようなイメージで注いでくださいね」。
普段からカフェで提供しているのと同じように、カップをあたためてお湯を注ぐと……爽やかな香りがのぼり、ポットのお湯は緑や黄色の鮮やかなナチュラルカラーに変わっていきます。
ホットとコールドのハーブティーを飲み比べにも挑戦。くき茶とハーブの水出し茶は
「お茶の味とレモンの香りが合う」と驚きの声があがりました。
ハーブティーの淹れ方を学んだ後は、ハーブを長く楽しむための豆知識も。
沢山あるハーブは、新鮮なうちに使いきれなくても大丈夫。水差しに活けて楽しむだけでなく、ドライにすると味や香りに深みが増すので、別の形で使えます。
「医学的な効果はうたえないけれど、ハーブは力を信じると良い作用が起きるんです。ハーブのレシピは、自分の身体にあるんです」と佐藤さん。
大次郎さんが教えてくれた「アレロパシー」になぞらえて
「ハーブだって、害虫がいなくて安泰な環境にいたら香りもしなくなるんです。強く生きようとしているハーブに敬意を表してくださいね」
と笑顔で締めくくりました。
そう。人間だって、強く生きようと頑張っている人は、素敵ですね。参加者の皆さんに、少しでもパワーが伝わったでしょうか。
「これからハーブをもっと取り入れてみます」
「ハーブの使い方や保存方法も教えてもらって良かったです」
ハーブの香りに癒された参加者の皆さんは、晴れやかな笑顔でカフェを後にしてゆきました。
秋には「食べるハーブ」をテーマに予定しています。
次回も多くの皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
完
なおきち
多摩六都科学館 × ニイクラファーム × カフェ六都なおきち
「ハーブって体にも良いし素敵だけど、どう使ったらいいの?」
「興味はあるけど、普段の生活で取り入れるには、ちょっと難しそう」
西東京市内の農家「ニイクラファーム」の畑でハーブを見学後、カフェ「六都なおきち」で、日常にハーブを気軽に取り入れるポイントをお伝えする講座。
3回目の開催を迎えたこの講座には、定員より多くの応募をいただき、抽選で選ばれた17名の方にご参加いただきました。
ハーブ畑の見学、カフェでのハーブ講座それぞれの様子を、2回に分けてレポートします。
前編【西東京市で育つハーブのヒミツ】
初夏にも関わらず真夏のような強い陽射しとなった講座当日の朝。日焼け対策も万全にして、田無駅に集合です。
歩いて5分ほどの住宅街にある、都内随一のハーブ農家「ニイクラファーム」へ向かいます。
さわやかで芳醇なハーブの香りがただよってくると、もう畑に到着です。
もともと代々田無で農業・商業を兼業していた新倉家。ハーブ専門農家となったのは、先代・庄次郎さんの時代だそう。
大手スーパーとの直接取引、バブルやグルメ番組によるムーブメントなどが後押しし、ハーブの栽培に舵をとりました。
名だたるシェフも足を運び、都心近郊で本物のハーブを手に入れられると、各方面から注目され続けている都市農業の先駆的存在の農家さんです。
説明をしてくださったのは、ハーブ専門農家二代目・代表の新倉大次郎さん。現在は、野菜を含めて150~200種を栽培しているそうです。
サービス精神旺盛な大次郎さん、開催日前日に参加してきた三社祭の話題も織り込みながら、テンポ良く畑のハーブを紹介してくださいました。
今回の見学ツアーはベストタイミング!
ハーブたちが、可愛らしい花を咲かせ、そこかしこで香り立ち幸せな気分に包まれます。
実は、昨年も同じ日に開催しましたが、これほどは咲き揃っていなかったのです。天候や様々な条件が、ハーブの成長に影響することがよくわかりますね。
最初はハーブの王道「ミント」3兄弟。アップルミント、スペアミント、ブラックペパーミントの3種類の葉を触って香りを確かめます。
和製ミント「ハッカ」についてのお話も。
30年近いローズマリー、可憐な花を咲かせているタイム、しゃきっと背筋を伸ばしているその姿に、生命力を感じます。
「その土地に合っているものが、よく育つハーブになる。草もそうでしょ? ハーブも草なんですよ」と新倉さん。
その品質を保つため、年々変化する天候や土の状態に向き合いながら一定の品質以上のハーブを育てるのは大変なはずですが、楽しそうに話す新倉さんの笑顔に、参加者の皆さんも笑顔。ハーブがグッと身近に感じられたようです。
続いてタイム、バジル、セージを見学。
「家で育てているけど、どう使ったらいいのかわからない」「何の料理に合うの?」参加者から質問が飛び出します。
「トマト料理にタイムを合わせれば南仏料理。バジルを合わせると……イタリア料理になるんです」との答えに、なるほど~とメモメモ。
一行は、予定していた8種類より多い、10種類ほどのハーブを見学。
カモミールやラベンダーの畑はまさにお花畑。咲き乱れる花と香りで、ヨーロッパにいるような気分になりました。
季節により、薫りや色付けなど様々な使い方があるというハーブ。香りはじめる初期から、枯れる時期まで、香りも味も変化するそうです。
ハーブや植物が持つ物質「アレロパシー」という作用についても教えてくださいました。
殺菌作用や虫を誘引または忌避する作用、ホルモンのように生長をコントロールするものなどがあるそうです。
「ハーブ自身に有益な虫を呼び寄せる匂いを出したり、逆に虫に食われたりすると匂いを変えるハーブもある」とのこと。
「ハーブは難しいと思う人もいるけど、自分に合うハーブがある。
料理や生活で使うのも『なんかいいな。なんかよくない』という感覚で良いんです。本当は、皆さんもご自分の取扱説明書が、身体にあるんですよ」と新倉さん。
なるほど自身を整えるレシピをそれぞれが持っているならば、心も体も自身で見つめることで、答えが見つかるかもしれませんね。
豊富なハーブの知識と日常での活かし方について、約1時間の見学はあっという間に終了。
この後は、市内を走るコミュニティバス「はなバス」に乗って多摩六都科学館へ移動します。
(後編へつづく)
なおきち
なおきちには
スタッフ手作りのお菓子の他にも
おいしいおやつがあるのです
その名も
「じみじみおやつ」
信州 安曇野の地で
国産の小麦粉や菜種油をベースに
地元の食材をたっぷり使った手作りの
滋味ゆたかで素朴な味わいの焼き菓子です
(卵・乳製品・白砂糖不使用です)
コーヒーにもお茶にもホットミルクにも
何にでも寄りそってくれる優しい味は
大人のひと休みに 子どものおやつに大活躍
季節の果物やお野菜、手作りのお味噌入りなど
月替わりで色々なフレーバーが届くのを
スタッフもみんなで わくわく待っています
田無なおきちで お茶と一緒に
六都なおきちで スイーツドリンクに合わせて
風薫る神社なおきちで 湯気立つ珈琲のお供に
ぜひ味わっていただきたい 逸品です
*田無、六都、風薫るの3店舗で取り扱っています
*売り切れの際は翌月を楽しみにお待ちください
なおきち
🚂ひとつめは
機関車をかたどったスイーツ【シュー58】
一日限定5食のレアキャラです
黒いシュー生地は竹炭入りの手作り
愛嬌のある表情は一つ一つスタッフの手書きです
煙突から綿菓子の煙を吹き上げながら
チョコの線路を走って
皆さまのお手元に到着しますよ🚂
🥒ふたつめは【C58漬け(シゴハチづけ)】
機関車C58(シゴハチ)と
東北地方のお漬物三五八(サゴハチ)漬けの
音が似ていることから着想を得たお漬物です
機関車にちなんで黒い調味料を使い
シゴハチ→4: 5: 8の割合で
4 黒酢: 5 米麹: 8 醤油 をあわせました
みずみずしい夏野菜と
麹と黒酢の旨味と酸味に醤油の香りが絶妙な
暑い夏にぴったりの
からだの熱を取ってくれる塩味おやつです